本題に入る前にお約束を書いておこう。「ウォシュレット-#2。」を読んでくださった方は,またかと思うだろうが,ご容赦ください。
TOTOのパーツセンターの注意書きに,朱書きで次の文章が書いてある。この注意書きは,販売できないことしか謳っていないが,販売しないということは,言外に,ユーザーがこれらの修理に手を出すことは認めないし,何かあっても関知しないということ言っているのである。今からこのブログで書くことを,メーカーは勧めていないし,何かあったときにも賠償はしてくれない。当サイトも,同じ方針である。やってみようと思う方は,あくまでも自分の責任で行なうようにお願いする。
さて,本題。 (ところで,この部分は電右衛門さんの掲示板では,記事No.135~No.166になる。)
で,「やったぜ」ってことだったんだけど……
20日の23:00に組み立て終わり,電右衛門さんのところ(記事No.130)に任務完了の報告を書いて,床についた。21日の朝から気持ちよく使用しだしたのに,夕方辺りには,なんか変だなという感じ。一晩待って,22日の朝,ありゃーっ,水漏れしてるワということになった。すぐに,電右衛門さんに報告したら,「早速にもカバーを取って,漏水場所を特定して下さい。漏れてるカ所が解れば,今のo6asanさんなら対処法が考えられます」という温かい励まし。気を取り直して,再修理に取り掛かる。
裏側からよく見ると,図1の上側の画像の赤丸のところから漏れている。反対側を考えると,前の修理中に漏れていたところが,これの真上になる。しかし,図1の下側の画像のようにカバーを外してじっくり見ても,前と違い見える側では漏れていない。今回の漏れは,上からでは全く見えない部分で発生しているようだ。
裏側から水抜きの栓を外す。水がかなり出るので,注意。左の基板を引っ張り出しにくいので,図2の青丸の黒パイプも外す。これも,まだかなり水が残っている場合がある。
ところで,「ウォシュレット-#2。」のごく初めのころに,juneさんが「おまえもか・・ウォシュレットTCF331」という記事を見つけてくださったのだが,ここで見ていた温水タンク内の画像の実物に,やっと対面できた。しかし,我が家のは緑の苔状のものに覆われている。水道管にも銅管はあるらしいが,うちのあたりは違うので,これが緑青だとしたら,図3の白丸の部品が怪しいと思う。
で,パッキンを作ってみた。型貫きしてハサミで切った。うまくカットできてなくて不細工なのが,また水漏れの原因になるのではないかと心配だが,これをもとのパッキンの平たい方にあてがって補強し,組み直した。その前に,緑の苔もできるだけきれいに取り除いておいた。(図4)
ネジが9本もあるので,車のタイヤと同じように均等に締め上げることに,注意!!
一夜明けて,全く水漏れしていないのを確認。夜の間(19:00-7:00)の使用も問題なかった。
ところで,実は前回の組み上げ後もう一つ困ったことがあった。ウォッシャーの水勢が,家屋内の他の水の使い方で,ものすごく激しく影響を受けるのだ。電右衛門さんの話では,止水栓を絞りすぎるとそうなるらしい。しかし,前回は温水タンクのところの漏水の問題があって,止水栓をそれ以上開けられなかった。今回,温水タンクの漏水が解決したので,止水栓を屋内の他の蛇口の影響を受けない程度まで開けてみた。すると,網戸のゴムビートで補強したところからの無駄水が復活してしまった。そういう訳で,改めて補強具を作り直し。
補強具のところを開けてみると,鉄サビが出ていた。切断面から水が浸入して錆びたようだ。赤サビだというのが困る。被覆銅線がないのだが,それでも銅の方がましかなと思い,今回は接着剤で付けた後,銅細線で巻き上げた。
止水栓の開きも大きくしたし,補強具も作り直したので,今晩(30日)もう一晩仮設置のままにし,問題がなければ,明日,本設置の予定。
えーっ,明日(31日)です(笑)。水が漏れています(泣)。
まだ,じかに開けて確認していないので,はっきりわからないが,温水タンクとは,別のところの模様。右側の水基板のどこかからのようだ。止水栓の開きをもとの位置に戻し,補強具も元に戻して様子を見ている。しかし,一度漏れ出すと,温水タンクのところと同じで,何かしてやらないと止まらないだろう。何しろ古い製品だから,補強してやると他の部分に無理が来るってことだね。
どうしようかなぁ。ここまで来て癪だけど,そろそろギブアップ時期かしらん。今日で7月も終わりだし,大概,不便さを我慢してきたけど。まぁ,やめるにしてもここまで来たら,一度もばらしていない右の水基板のところはばらしてみておくべきだろうね。後学のために(笑)。
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