10月23日。
オンダリビアはいい天気だった。ホテルの前の坂を下って,バスに歩いて行った。途中で,市庁舎やサンタマリア門を見たが,門を抜けてすぐ,また,立像があった。兵士だというのだが,エプロンをかけて鋸を持っていた(スライドショーの0:46を参照)。なんでと思ったのだが,工兵ということらしかった。町のお祭りでは,この兵士のような扮装をする人もいるということだった。
この日は,登山鉄道でラ・リューヌ山頂に行くことになっていた。1924年に開通したラックレールの単線の電車である。途中で,電車からポトックという小型の馬を見た。山頂も晴れていて,フランス・スペイン両方のバスクの素晴らしい景色を見ることができた。
下山電車を待っていたとき,老婦人が私に「その帽子どこで買ったの」と聞いてきた。私は,フランス語が分からないし,彼女は日・英どちらも分からなかった。にもかかわらず,言ってることが分かったとは,不思議な話だね!! (^o^)
サールという小さな美しい村を訪問した後,ITHURRIAで昼食を取った。料理はどれもよかったけど,特に,バスク豚が気に入った。とてもおいしかった。昼食後,エスプレットで,有名なエスプレットの唐辛子を,2袋買った。サン・ジャン・ド・リュズでは,ラベルの生家やサン・ジャン・バプティスト教会などを見た。地図を持ってサン・ジャン・ド・リュズの街をうろうろしていたら,老婦人が近づいてきて,道を教えてくれた。彼女もまた,フランス語しかわからなかった。でも,やはり話は通じた。不思議な話パート2だった。 (^o^)(^o^)
フランスバスクに入ってから,白壁・赤い縁取りの家が多くなった。伝統的なスタイルらしい。昔は,強い日光と虫除けのために,白には石灰を赤には牛の血を使ったということだったけど,今は何を使っているんだろう。
この日のガイドは一昨日と同じだった。彼女に疑問に思っていたことを聞いてみた。
「車検みたいな制度があるんですか。」というのが,バスク自治州 (スペインのバスク)で見た車が,どれもきれいだったからだ。国外に出ると結構ポンコツが走っている。彼女の返事は,車を買ったときに届けをして,4年後に車の状態の検査を受けて,さらに2年後に検査を受けて,その後は毎年検査を受けなければいけないということだった。彼女の答えで,ポンコツがないのが当たり前だと納得が行った私であった。
この日のホテルは,ビアリッツのデュ・パレだった。とてーもいいホテルだった。
もう少し,続きます。