今年の初め,LooxS5/53WにKnoppixをインストールして見た。
http://todos.xsrv.jp/2patioospro/todos.cgi?no=35
↑ これですね。
でも,どうしても,手持ちのPCCARDを認識してくれないので,お手上げ状態で投げ出したままになっていた。それに,どうも,重くって使い物にならないんだよな。この頃になって,TODOSでKOOLさんが新しいPCにフリーOSを入れたいとか,juneさんのUbuntuの話とかに触発されて,ぼちぼち,どうにかしなくちゃねとと思っていた。
「Linux+軽い」でググるとどうやらPuppyLinuxというのが軽いらしい。
で,以下はその起動までの顛末です。読み直してみると,USB接続のCDドライブがあれば,一発だったんだね。
それと,下記の手順にいたる前に,手動でvmlinuz,initrd.gz,pup-431JP.sfs あたりをインストして見たんだけど,Knoppixと同じくPCCARDを認識してくれなかった。どうやら,zp431305.sfsというのに,あまりポピュラーでないドライバ類が入っているらしいんだが,それを知らないものだから,Puppyもだめだと,あきらめるところだった。
でも,その段階で試しに動かしてみると,結構軽かったんだよね。で,何とかがんばろうと思ったんですよ。終わってみると大した手順じゃないけど,これにたどりつくまでは大変でしたよ―――――。
では,「1スピンドルのLooxS5/53WにPuppyLinuxをインストールする」+「純正CDドライブなし」を始めます。
- 起動FD作成
面倒なので,C:\直下にrawwritewin.exeとwakepup2.imgを移動して,rawwritewin.exeにてイメージをFDに焼く。
出来上がったFDを開き,
autoexec.bat
config.sys
KERNEL.SYS
command.com
LINLD.COM
emm386.exe
himem.exe
を残して,他は削除。その昔使った
RAMFD.SYS, USBASPI.SYS, Di1000dd.SYS
の3ファイルをPCから探してきて,FDにコピー。FD上のautoexec.batを書き換え。
set drv=d:\
LINLD.COM image=%drv%vmlinuz initrd=%drv%initrd.gz cl=pfix=ram(注) hdd上にdos が認識できるパーティションが1つある場合。1つも無い場合はdrvをc:に。2つある場合はdrvをe:にしないといけません。これで,最後にハマりました。
FD上のconfig.sysを書き換え。
switches=/e
stacks=0,0
lastdrive=Zfiles=20
buffers=30
break=offdevice=RAMFD.SYS
device=USBASPI.SYS /W /V
device=Di1000dd.SYSSHELL=COMMAND.COM /E:1024 /F /MSG /P=AUTOEXEC.BAT
以上で,USB-FDから起動可能のFreeDOSの起動FDができる。
- CD代わりのUSBメディア作成pup-431JP.isoをCDに焼いてLiveCDを作り,CDドライブのあるPCで起動。このPuppyのユニバーサルインストーラで,USBフラッシュメモリにインストール。FULLで117MBくらい。このときに,スーパーフロッピーにはしないこと。
- USB-FDをLOOXに接続して,FDから起動。
FreeDOSが起動。DOSをRAMディスクにコピー後,USBメディアに差し替えのメッセージが表示されるので,USBメディアに差し替え。
USBからPuppyを起動。このPuppy上のユニバーサルインストーラで,内蔵HDDにインストール。OSの指示に従って各種の設定を済ませ,再起動。
一応完了。
うーん,こう書くと短いなぁ。まぁったく。
最終的に,PCCARDの認識も何ら問題なく行って,簡単にネットに接続できたのはうれしかったけど,ここに至るまでのドライバー探しは何だったんだといいたいよぉ。カードはCoregaのPCC-TXDなんだけど,これのドライバはaxnet_cs.koです。という情報は,Knoppixのときから,つかんでいた。
で,このバージョンのPuppyはちゃんと対応していたんだけど,これが,zp431305.sfsに入っていたらしくて……だもんで,最初は,どっかのリポジトリから引っ張ってきて,なんちゃらやっていたんだけど,どうしてもうまく行かなくて投げ出すとこだった。
いつものことですが,終わってみれば,なんちゃなかったわけです。何でこんなに手間取ったんだろうと思うのは,常のことですね……(sigh)