Amazon の廉価 PC で Hyper-V を有効にして Windows 7

無事24H2になった前記のPCだけど、バッテリが膨らんでたせいでタッチパッドが浮きまくってて、使えなかったんだよね。今回、バッテリ換装してタッチパッドの位置もアジャストしたんだけど、突然カーソルもタッチも動かなくなって、BSoDが出る。ストップコードはDPC_WATCHDOG_VIOLATIONなんだけどねぇ。有線のUSBマウスもおんなじ症状になるから、ドライバ関係かも、とは思うものの、ウーム、dismとsfcはやってみたけど特に問題なし。

でも、「設定>>Windows Update>>詳細オプション>>オプションの更新プログラム」と見ていくと下記画像の4つがあった。HID関連のもあるしープログラムの説明読んでも関係あるかどうかピンとこないけどーこの際、4つともインストールした。

で、その後は今のところBSoDは出てないので結果オーライ?

さて、Hyper-Vを有効化して仮想マシンを

今回のPCはWindows11 PROなので、Hyper-Vは有効化すれば使える。「コントロールパネル>>プログラムと機能>>Windowsの機能の有効化または無効化」と進み、Hyper-Vにチェックを入れてOKをクリック。で、画面の指示に従って、PCを再起動。

再起動完了後、Hyper-Vマネージャーを起動して、仮想マシンを作る。「右ペイン>>クイック作成>>仮想マシン」と進んで色々決めたんだけど、Windows7の32ビット版を入れるつもりなので、世代は第1世代を選んだ。

ネットワークの構成のところは接続しないのままにした。

インストール オプションのところでISOファイルを指定した。このISOのダウンロードなんだけど、探し回ったよぉー。OSのサポートが切れてるんでMicrosoftのサイトからは落とせないし、archive.orgのリンク先からも無理だったし。ところで、archive.orgの該当ページが文字化けすんだけど、https://web.archive.org/web/20190512035955/https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows7 とかに行ってみて。最近のブラウザのエンコードをいじるとこってどこにあるわけ?まあ、文字化け自体は、https://web.archive.org/web/20190512035955id_/https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows7 で何とかなったんだけど、ISOをどこから持ってくるかって話に戻るわけで……あちこち探し回りましたぁ。結局ね、どこかの有志がarchive.orgにアップしてくれたのを見つけたわけで。

https://archive.org/download/win-7-home-prem-sp1-japanese

ありがたやありがたや。で、うまいこと、Windows7 Home Premium 32ビット版のマシンができた。

起動して、びっくり。マウスカーソルが上下さかさまに動く。左右は正常なんだけどさ。統合サービスのサービス一覧の中に無効になっているサービスがあったら、全て有効にすれば直るという情報があったのでやったけど、ダメ。「Mouse vertical movement is reversed in Hyper-V for older OS’s」にあったvmguest.iso を使う方法でうまくいった。感動。

ところで、vmguest.isoをインストールするときに説明には「仮想マシン接続」の操作メニューからって書いてあるんだけど、メディアメニューの中に「DVDドライブ」ってのがあって、ここからホストOSにつないだ外付けUSBハードディスク上にあるISOファイルを選べた。このとき、このハードディスクはWindows7からは見えてないんだけど、それは関係なかった。

ISOファイルを開くと下記のように自動再生の窓が出るので、ここからインストール。

インストールが終わったら、ゲストOSのWindows7を再起動。

Windows7のアクティベートでちょっと困った

これでHyper-V上にWindows7の仮想マシンができたわけだけど、ずっと使うにはWindows7のアクティベートをしておかないとちょくちょく使えなくなるという事態が発生するわけで……困る。もともとゲストOS上のネットワークの構成で接続しないを選んでいたので、電話認証で行くつもりだったんだが、その前に躓いた。エラーコード0xC004F061が出る。昔、サーバに使ってたWindows7のキーでやろうとしてたんだよね。

考えてみると、サーバに使ってたときのWindows7てWindowsXPからのアップデートだった気がする。でも今更、WindowsXPは持ってないし、ダウンロードしたISOからのインストールだとクリーンだよね。まいった。

けど、いい時代でさ、エラーコードで検索したらありがたい記事があった。「FIX Activation Error 0xC004F061 on Windows 10, 8, 7 & Vista (Solved)」。レジストリのMediaBootInstallの値の変更でうまくいくと書いてあった。

Windows7のレジストリエディターを開けて、HKEY_LOCAL_MACHINE/Software/Microsoft/Windows/CurrentVersion/Setup/OOBE の右ペインのMediaBootInstallの値を0に変更。レジストリエディターを閉じる。

この値が0だと判定がアップグレードインストールになるらしい。

Windows7のcmd.exeを管理者として実行。slmgr /rearm とタイプして[Enter]キーを押す。Windows7を再起動する。

再起動後は「コンピューター」のプロパティからアクティベーションに進む。スマホから0120-801-734に電話をかけるとアナウンスが流れて手順通りいくと、SMSにリンクが送ってくるので、そこに接続して、表示された確認IDをWindows7の方に入力してやって、無事、アクティベーション完了。ホッ。

Amazon の廉価 PC を Windows 11 PRO 24H2 に

茶の間のAQUOS TVで、配信を見るために使っていた Amazon 購入の廉価PCをふと思い立って、Windows 10 PRO 22H2 から Windows 11 PRO 24H2にしてみた。

実は捨てようと思って大分前からゴミ箱行き待機に入ってたんだけど、データも消さないととかバッテリも膨らんでるしとか、後回し後回しになってたんだ。ところが、Dell Inspiron 5570のバッテリを交換したことで色気が出て開けてみて、互換バッテリを探してみたらありそうじゃん。じゃ、バッテリ注文の前にアップグレードして動いたら、バッテリ頼もうということになったわけ。

やってみて動いたらHyper-Vの練習をやろうかと思って。実はWindows7で動かしたい昔のアプリがいくつかあって、それを試してみたいんだ。

この廉価PC、よく引っかかるTPM 2.0は大丈夫なんだけど、プロセッサ(インテル® Celeron® プロセッサー J3160です)が要件を満たしてなくて、普通にアップグレードはできない。で、「少し変わった!Windows 11 Version 24H2を非互換PCにインストールする方法」を参考にアップグレードした。CPU-Zをダウンロードして調べたら、幸い、SSE4.2命令はサポートしてた。

setup.exe /product serverの要件バイパスが使えなくなってるからsetupprep.exe /product serverを代わりに使ってねという指示のもとにやったアップグレード自体は、さして問題なく成功したんだけど、頼んだバッテリが予定日すぎても来なくてさ。じりじりした。バッテリが来て、換装して、やっと次の作業。

ところで、膨らんだリチウムイオンバッテリは役場が引き取ってくれた。相当前に調べたときは役場は対応してなかったんだけど、今回は大丈夫だった。状況もいろいろ変わってるんだな。

外したバッテリ。かなり膨らんでる。これのせいでタッチパッドが真面に使えなくてサ。

The same article in English.