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自作 WOFF を作ってみた-#2。

The same article in English
投稿アップデート情報  追記(7/17)

 「自作 WOFF を作ってみた-#1。」の続きです。
 やっと, FontForge が使えるようになったんだが, fontforge_cygwin-20090914.tar.bz2 くん,とにかく不安定。でもまあ,なんとか動く。 FontForgeSetup_2012-07-31_Windows.exe では,エラーが出たし, fontforge-20090923-1.i386.rpm は,さらに不安定だった。というわけで,ほかに道もなさそうなので, fontforge_cygwin で行く。 FontForge for Windows が使えるようになっているので,そちらを使ったほうが早い。追記参照。
 ところで, ttf ファイルの作り方を書いていくわけだが,ここを参考にする方がいたら,以下のことに留意しておいてほしい。手順通りにやれば,多分使えるレベルの ttf ファイルはできると思う。しかし,今回私が必要とするのは,大したものではないので,ちゃんとした ttf ファイルを作るために必要なことの多くを書いていない。もし,ちゃんとしたものを作ろうと思うなら,ご自分で更なる情報を集めていただきたい。手前味噌だが,一通り私の手順をやってみてからのほうが,下記のチュートリアルに書いてあることが飲み込みやすいと思う。
 FontForge についての詳しい話は,チュートリアルにあります。
 
**地道に #2**

  1. cygwin を実行 (cygwin のショートカットをクリックする)。
    $ xinit   — 図1

    X の大きな窓が開く。
    [注] WOFF のために,作業フォルダを作っておいたほうがよい。名前は MyFont とでもして, cygwinhome<username> に置く。 Inkscape SVG はすべてこの中に入れておくと,後の作業に便利である。

  2. $ cd MyFont
    $ fontforge -new   — 図2
    右上隅に新しい窓が現れる。
  3. ***フォントの作成開始
    1. 日本語フォントを作るので,Reencode を使って JIS 212 (Kanji) にする。   — 図3
    2. ****半角文字の作成

      例として半角文字の “p” を作る。緑色にしてあるところをダブルクリックする。   — 図4
      さらに,別の窓が左側に現れる。   — 図5

    3. ‘Import’を使う。   — 図6
    4. ‘Image’ をクリックして,出てきたドロップダウンメニューから ‘SVG’ を選択する。   — 図7図8
    5. p.SVG をダブルクリック。   — 図9
    6. ‘Close’ する。   — 図10
    7. “p” は半角文字なので ‘Metric Window’ を使って幅を縮めてやる。   — 図11
    8. 幅を ‘1000’ から ‘500’ に変更。   — 図12
    9. ‘Metric Window’ を閉じる。   — 図13
    10. ここまでの作業を sfd file (default: Untitled1.sfd) に保存する。   — 図14, 図15
      [注] FontForge がちゃんと動けば,ここでの保存作業必要ないのだが,うちの環境では,なにしろ,不安定だったので,こまめに保存した。
    11. [注] 半角文字を作るときは, 2(図4) から10(図15) の繰り返しになる。
       
    12. ****全角文字の作成

      全角文字の例として, “ン” を作る。全角文字を作るときは, ‘View’ → ‘Goto’ の機能を使う。文字の場所が見つけにくいからね。   — 図16

    13. “ン” を検索窓にコピー&ペースト後,[OK]。うちの環境では,キーボードから直に “ン” の入力はできなかった。   — 図17
    14. 黄色くなっているところをダブルクリック。   — 図18
      図5から図8をやる。
    15. U+30F3.SVG をダブルクリック。   — 図19図20
      [注] ‘U+30F3’ は’ン’のユニコードである。可能なら,ン.SVG とかのほうが便利なのだが,うちの環境では, FontForge 内では文字化けした。仕方がないので,半角文字でのファイル名になった。
    16. 窓を閉じる。   — 図10
    17. 前に作った sfd ファイルに,ここまでの作業を保存する。   — 図14
    18. [注] 作業を中断する場合は,図21図22図23 をやって, cygwin を抜ける。
    19. [注] 作業の再開時は, “fontforge -new” の代わりに, “fontforge 自分の sfd ファイル名” をタイプすると,前の sfd ファイルが使える。
    20. 必要な文字分,作業を繰り返す。最終的に,必要な glyph を含んだ sfd ファイルができることになる。
    21. さて, ttf を作る。   — 図24図25
      [注] ‘Validate Before Saving’ のチェックは,外しておく。いろいろ,検査をしてくれるみたいだが,今の場合は,外しておいたほうが,無難です。
  4. やっと, ttf ファイルができた。

 次回が,最終回になります。

追記(7/17):

 みなさーん,いいお知らせです!! FontForge for Windows が普通に動くようになってるよぉ。現時点のバージョンは, 20-06-2014 みたい。

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自作 WOFF を作ってみた-#1。

The same article in English
投稿アップデート情報  追記(7/17)

Widgets Title on English blog テーマを “Sugar and Spice” に決めた理由の一つに,ウィジェットのタイトルデザインがあった。もともとは,ブログタイトルにもこのデザインが使われるようになっている。これに使われているフォントは Niconne という名前の Google Fonts で,使い方はこの辺にある。

Widgets Title on Japanese blog 間抜けな話だが, Niconne にはアルファベットと数字しか入っていないので,日本語ブログのほうの表示は,右図のようなことになってしまった。無味乾燥だし, wp だけが Nicconne なので,余計変に思える。日本語表示のほうは当然ビジターの環境に左右されるわけだ。これは,ヤダ,と思った。

 なんか使えるもんがないかと探してみたんだが,日本語というのが足を引っ張る。文字数の多さとファイルの馬鹿でかさ。はじめのころのパソコンと同じ理由だ。 NEC のパソコンなんて,漢字ROM が入ってましたからね。
 作るのが大変なため,無料で利用できるものが非常に限られる。丸ごと, WOFF にして乗っけると,ファイルのでかさのため,ブログの表示速度にも影響する。そのうち,パソコンの漢字ROM 同様,技術が解決してくれるだろうが,今は,間に合わない。

 で,自分で作ることにしちゃったのヨ。いるのは,(最近の投稿広告コメントタグアーカイブテゴリ日本公式キャラクwp)の31文字だけだから,サブセット化ということをやれば,自鯖でも行けそうだから d(^o^) 。

 はじめまっせ。

**地道に**

  1. 31 文字を手書きした。字に自信はないので,もとから変な形にした。ハハハ。右のタイトルの字をご覧あれ。
    テーマを替えちゃったので、サイドバーに自作の文字がなくなったのを忘れてた。こんなのだったんだよ。 ☞
  2. 書いた文字をスキャンして, png ファイルにする。 jpg でしか保存できないなら,コンバータがいる。後で, Inkscape をインストールするから,これをコンバータにしてもいい。ちょっと,使いにくいが。
  3. 1文字ずつ, 1000 pixels x 1000 pixels の png ファイルにする。 “p” と “w” は 500 pixels x 1000 pixels。
  4. できた png のは,ビットマップファイルなので,ベクターイメージファイルに変える必要がある。 inkscape-0.48.4-1-win32.7z をダウンロードする。うちのは Windows8 x86 用です。
  5. inkscape-0.48.4-1-win32.7z を適当な場所に展開する。
  6. inkscape.exe を実行。
    1. png を1枚開く。画像上でクリックして,フォーカスを当てる。
    2. ビットマップをトレースする。メニューバーから (パス → ビットマップをトレース)をやると,トレースビットマップの窓が現れる。 [OK] をクリック。窓を×で閉じる。
    3. パスを簡略化する。 (パス → 簡略化する),これだけ。 Inkscape SVG として,ファイルを保存。
    4. Rotate rule.1-3 を png ファイル分繰り返す。
      [注] 手作業でベクターイメージを作る場合には,次のことに気を付けること。右図で矢印方向に進むとき,右側が文字エリア,左側が空白エリアである。これが狂うと,ちゃんと字にならない。
  7. setup-x86.exe (32-bit installation) をダウンロード。 FontForge for Windows が使えるようになっているので,そちらを使ったほうが早い。追記参照。
  8. cygwin をインストールする。 FontForgeSetup_2012-07-31_Windows.exe があるんだが,残念ながらうまく動かなかったので, cygwin 版を使うことにした。
  9. setup-x86.exe を実行。
    • “Choose A Download Source” では “Install from Internet”。
    • “Install For” では “All Users”。空白を含む場所は避ける。たとえば, “Program Files” などはやめたほうがいいらしい。
    • “Internet Connection” では “Direct Connection”。
    • “Choose A Download Site” では,どっか好きなとこ選んで。
    • “Select Packages” では, X11 を “Defalt” から “INstall” に変更。
    • で,インストール。
  10. fontforge_cygwin-20090914.tar.bz2 をダウンロードする。
  11. fontforge_cygwin-20090914.tar.bz2 を cygwinhome<username> に移動する。
  12. FontForge のインストール。
    cygwin を実行 (cygwin のショートカットをクリックする)。

    1. $ bunzip2 fontforge_cygwin-*.tar.bz2
    2. $ tar xf fontforge_cygwin-*.tar
    3. $ cd fontforge
    4. $ ./doinstall
    5. $ cat >> ~/.bashrc
      PATH=${PATH}:/usr/local/bin ; export PATH
      MANPATH=${MANPATH:-}:/usr/local/man ; export MANPATH
      export LANG=ja
    6. $ exit
  13. mplus_bitmap_fonts-2.2.4.tar.gz をダウンロードする。
  14. mplus_bitmap_fonts-2.2.4.tar.gz を cygwinhome<username> に移動する。
  15. cygwin を実行 (cygwin のショートカットをクリックする)。
    1. $ tar zxvf mplus_bitmap_fonts-2.2.4.tar.gz
    2. $ cd mplus
    3. $ ./install_mplus_fonts
    4. $ cd ..
    5. $ cat >> ~/.bashrc
      xset fp+ /usr/X11R6/lib/X11/fonts/mplus
    6. $ exit

 やっと, FontForge が使える。

**参考サイト
   MS-Windows 上の cygwin への FontForge のインストール手順
   FontForgeを使う

追記(7/17):

 みなさーん,いいお知らせです!! FontForge for Windows が普通に動くようになってるよぉ。現時点のバージョンは, 20-06-2014 みたい。

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Google AdSense-#4。

 Google からサイト運営者向けプラグイン(ベータ版)というのが来たので,入れてみた。ベータ版ということで,不具合があるかもしれないね。

  1. まずは,上記のアドレスにアクセス。
  2. 記載に従い, WordPress のダッシュボードから Google Publisher Plugin (beta) をインストール。
  3. あとは,ここを見ると詳しく書いてある。
    「Google サイト運営者向けプラグインを設定する」

    うちの場合は,すでに ウェブマスター ツールを使っているので, [Get started(設定開始)]をクリックしたら,
    ———————————————————————————————
    Verify your site

    For security reasons we need to verify your site using Google Webmaster Tools (learn more).

    You own http://MySite
    You wish to use the Google Publisher Plugin on http://MySite

    If this is correct, please click the verify button.
    ———————————————————————————————
    というのが戻ってきた。ボタンを押すと,確認は無事終了。

  4. 「AdSense アカウントの情報を確認する」に進む。 AdSense もすでに使っているので,
    + すでに AdSense のアカウントをお持ちの場合: サイト運営者情報を確認する
    をやる。

    次に進む前に WordPress の Widgets に行って,広告ユニットをサイトから外す。

    [Manage adds]をクリックしたら下記が表示された。

    Admin on HTTPS, site on HTTP
    ———————————————————————————————
    The Google Publisher Plugin loads a preview of your site inside the admin panel to enable you to place ads on your site. However, your WordPress admin panel is delivered over HTTPS while your site is delivered over HTTP. This will cause your browser to give a warning about mixed or insecure content, and the preview may not be displayed.
    To enable the Google Publisher Plugin to work correctly with your site, either:

    Configure your site to be delivered over HTTPS (recommended)
    Use the browser prompts or the shield icon in the address bar to enable insecure content on this page

    For more information about this issue, please see our Help Center.
    ———————————————————————————————
    間に合わせで,下記をやることにする。
    Use the browser prompts or the shield icon in the address bar to enable insecure content on this page

  5. も一度[Manage adds]をクリック。
    サイトに AdSense 広告を配置する

    ここに配置できるよという+マークがいっぱい出てくるが,元の形の広告(のつもりだったが,レスポンシブになっていて,予想以上に馬鹿でかい長方形が表示されることがある)を一か所にだけ配置して,保存して開始。

 で,結果。 ———-> 気に入らないので,元に戻した。アワワワ。

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「シンボリックリンク攻撃のデモ」だってサ。

 「シンボリックリンク攻撃のデモ」をやるかもしれないってさ。徳丸さんとこの「マイナビのセミナーにて講演します」に書いてあった話。まぁ,ご自分の講演の告知だから,宣伝ちゃ宣伝だけど,近くだったら聞いてみたいよなぁ。

 申し込みのページには,「※競合企業や同業他社の方は参加をご遠慮いただく場合がございますのであらかじめご了承ください。」という注意書きがあるから,競合企業や同業他社の方で行きたい方は気をつけてねー。何の注意をしとるんじゃ(笑)。

 「シンボリックリンク攻撃のデモ」って,元ネタは絶対に,これ,でしょ。しかし,こういうことって対岸の火事じゃないからね。参考になりそうなことは聞いてみたいよなぁ。

 まあ,距離的に,聞きに行くってのは無理だよなー。

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WordPress テーマ “Sugar and Spice”.

The same article in English
投稿アップデート情報  追記  追記2(3/9)  追記3(3/9)

 サイトのテーマを “Sugar and Spice” に変えた。netradi 以外のサイト用に子テーマを3つ作った。

 まだ,手直ししなければいけないところがかなりあるが,飽きちゃったので,続きは後回しにすることにした。 (^^;)

追記:
 あまりに手抜きの記事だったので,心覚えのためにも書き足しておく。

 テーマを変えた理由は,「本家のお世話-#73。(WordPress3.6へアップグレード)」にも書いたように,テーマ関連の新機能がどんどん増えているからだ。それを使いたかった。セキュリティの問題もある。 HTML5 に対応したいということもある。もちろん, AdSense の件もあるし(ヘヘッ)。

 ”Sugar and Spice” は主なところで, custom-menu, responsive-layout, theme-options に対応している。スマホでのアクセスも増えてきているところから, responsive-layout は使ってみたい機能のひとつであった。

 それに対応するために,前のテーマを改定することも考えたが,前のものはほぼ自作に近く,改定の手間が膨大だった。3つのサイトにそれぞれに独自のものを用意していたせいもあるが,主として,私の知識の不足のためである(汗)。また, WordPress になじむうちに子テーマというものの存在も知った。今回は,親テーマはいじらず,子テーマを活用した。

 そんなわけで,今回,親とするテーマの策定に入った。ご存知のように WordPress には膨大な数のテーマがある。そんな中から選ぶのは大変なので,範囲は おすすめ だけに限った。ここの分なら,最新機能にも対応しているだろうし,サポートもそこそこだろうと思ったからだ。最終的に,いい加減くたびれ, “Sugar and Spice” で手を打った。

 子テーマでいじったのは,以下の部分だけである。
body {
color: #000;
}
/* Typography */
h1, h2, h3, h4, h5, h6 {
color: #000;
}
/* Calendar Widget */
table th,
table td{
color: #000;
border: none;
text-align: left;
}

 手こずったのは, Theme Options で扱える Color scheme の元の色の変更である。これは, style.css の中にはなく, sugar-and-spice/inc/extras.php にあった。いろいろ,手法が増えていて,素人はついてけないよー(苦)。

 また,今回の改定に当たって, My Link Order と One Row Calendar の使用をやめた。両プラグインの作者様,長らくお世話になりました m(_”_)m。

追記2(3/9):

  • **style.css のカスタマイズ
    • ****table の background image を表示する
      /* Calendar Widget */
      table th,
      table td{
      color: #000;
      background: transparent;
         <--- この行を追加。 border: none;
      text-align: left;
      }
    • ****コメントフォームの文字色を濃くする
      /* #Forms */
      input[type="text"],
      input[type="search"],
      input[type="password"],
      input[type="email"],
      textarea,
      select {
      color: #000;
      }

      input[type="text"]:focus,
      input[type="search"]:focus,
      input[type="password"]:focus,
      input[type="email"]:focus,
      textarea:focus {
      color: #000;
      }

      label span,
      legend span {
      color: #000;
      }

追記3(3/9):
 ”Sugar and Spice” の子テーマ,つまり,このブログ用に WOFF を作った。
     自作 WOFF を作ってみた-#1。
     自作 WOFF を作ってみた-#2。
     自作 WOFF を作ってみた-#3。

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本家のお世話-#92。(WordPress3.8.1 Background Updates)

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 今朝, WordPress3.8.1 のアップデート通知が来た。 ChangeLog を見たところ単なるメンテナンスリリースのようなので, WordPress3.7 からできた Background Updates を試してみた。

 WordPress.org 製の Background Update Tester というプラグインがあるのだが,これによるテストだと,
————————————————————————————————————————————-
Automatic background updates require a number of conditions to be met.

  PASS: Your WordPress install can communicate with WordPress.org securely.
  PASS: No version control systems were detected.
  PASS: Your installation of WordPress doesn’t require FTP credentials to perform updates.
  PASS: All of your WordPress files are writable.

This site is able to apply these updates automatically. Cool!
————————————————————————————————————————————-
となっているので大丈夫ではないかと思って待った。

 結果,先ほど,管理者宛に,下記のメールがやってきた。
————————————————————————————————————————————-
件名 : Your site has updated to WordPress 3.8.1 (2014.1.24 20:13)
メッセージ :
  Howdy! Your site at http://MySite has been updated automatically to WordPress 3.8.1.

  No further action is needed on your part. For more on version 3.8.1, see the About WordPress screen:
  https://MySite/wp-admin/about.php

  If you experience any issues or need support, the volunteers in the WordPress.org support forums may be able to help.
  http://wordpress.org/support/

  The WordPress Team
————————————————————————————————————————————-
 成功ですナ。パチパチ。

 しかし,こういうことが可能だから,逆にいうと相手方が悪者だと,あるいは悪い奴に乗っ取られたりしていると,変なものを仕込まれる恐れがあるので,十分な用心が必要なんだよね。

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本家のお世話-#90。(Opcacheを使う)

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 先の一昨日,自鯖上で, Opcache を有効化した。

 インストール以来,種々のトラブルをもたらしたBulletProof Security」だが,結構,有用な情報もくれた。例えば,これの System Information のページで見たことから,セキュリティ強化のために, php.ini の以下の値を変更した。

デフォルト カスタム
output_buffering = 4096 output_buffering = Off
expose_php = On expose_php = Off
mysql.allow_persistent = On mysql.allow_persistent = Off

 また,同じページで,「Opcode Cache」というのを見て,そういえば, OPcache が PHP5.5 にバンドル とか書いてあったなと,思い出した。で,やってみたわけ。

 php.ini の変更点は,以下の通り。

 「zend_extension=php_opcache.dll」という行を Windows Extensions の最後に加える。以下の6行はアンコメントし, ここのページの指示 にしたがって値を変更する。のちのち自鯖用にもっといい値を見つけられるかもしれないが,今のところは,指示どおりが無難だろう。

デフォルト カスタム
;opcache.enable=0 opcache.enable=1
;opcache.memory_consumption=64 opcache.memory_consumption=128
;opcache.interned_strings_buffer=4 opcache.interned_strings_buffer=8
;opcache.max_accelerated_files=2000 opcache.max_accelerated_files=4000
;opcache.revalidate_freq=2 opcache.revalidate_freq=60
;opcache.fast_shutdown=0 opcache.fast_shutdown=1

 うちの場合, CLI 版 PHP は使わないので,「;opcache.enable_cli=0」はこのまま。

 ビフォア&アフタで Apache のベンチマークを採ってみた。 ApacheBench
 ベンチマークでも,若干良くなっているように見えるが,自 LAN 内での体感は,もっと良かった。うちのサイトは WordPress で動いてるから, PHP のキャッシュの効果は,多分,大したもんなんだろう。

Details
Details
Files
Files

 APC Control Panel ってのがあるらしいので, Opcache にもあるのかなと思って探してみたら, Opcache Control Panel (実体は ocp.php だけ) というのがあって,ブラウザから Opcache を操作出来て便利。なんだけど, phpinfo 関数を有効にしないと動かないので,アクセス制限はかけておかないといけないよ。

 くりくりさんが,「APC / OPcacheについて」というページを教えてくれた。こういう比較サイトはほかにもいろいろあるから,やってみる前にググって見るといいと思う。

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Jetpack の不具合について。

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 MariaDB に移行した後, Jetpack が突然 エラーを吐くようになった。親サイトのダッシュボードから WordPress.com のスタッツにアクセスできなくなってしまったのだ。どうしても解決できなかったので, Jetpack Support Forum に行き,「Jetpack: site_inaccessible」をたてた。3日後,今度は WordPress.com 日本語フォーラムで,「ルートサイトと昔のテストサイトのコンフリクト。」というのをたてた。両方に顔出ししたのは,2つが全く別物だと思っていたからだが, Jetpack Support Forum で問い合わせが見当たらないといわれたときには驚いた。それに,私の英文の書き方が言葉足らずで,マルチポストをやった形になってしまった(^_^;)。彼らからもらったヒントが役に立ったわけだから,許してもらおう(汗)。

  1. Jeremy Herve が, define( 'JETPACK_CLIENT__HTTPS', 'NEVER' ); を使うといいかもしれないと教えてくれたが,うまくいかなかった。
  2. Richard Archambault が SSL が関係しているかもしれないので, SITE_URL を調べてみるように言ったので,チェックしたが, http://o6asan.com になっていた。これなら問題ないはず。
  3. naokomc が, WordPress.com とうまく連携できていない場合,自分のサイトでも所有権がないように見えるのだと教えてくれたので, Richard が言っていた SSL のことをもう一度考慮してみることにした。
  4. で, define( 'FORCE_SSL_ADMIN', true ); をコメントアウトしてやってみた。わぉ!! なんと,あっさり行ったよ。

 結局のところ,一番初めの authorization のときは,環境によっては, define( 'FORCE_SSL_ADMIN', true ); のままだとうまくいかないことがあるということだ。WordPress.com との連携完了後, define( 'FORCE_SSL_ADMIN', true ); を元に戻したが,無問題だった。

 というわけで,不具合は解消した。しかし,分からないのは,なんでこれが起こったかなんだよね。それについては,いまだに納得がいっていない。

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本家のお世話-#88。(WordPress3.8へアップグレード)

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投稿アップデート情報  追記(2014/6/22)

 WordPress 3.8 “Parker” の本家版が 12 月 12 日に出たので,日本語版を待っていたのだが,先ほど出た。コアな部分の変更もあるが,ダッシュボードのデザインがかなり変わっている。詳しいことは, WordPress Codex 日本語版 Version 3.8 を見てほしい。

 いつものことだが,マルチサイトの親の言語のせいか日本語版のアップデート情報が表示されない。 wordpress-3.7-ja.zip をマニュアルダウンロードして,アップグレード。

 今回もまた, 3.7 と同様, ca-bundle.crt 関連で下記の注意が出た。

  注意: https://MySiteName の更新の際、問題が発生しました。サーバーがサイトに接続できない
  かもしれません。エラーメッセージ: SSL certificate problem: self signed certificate in certificate chain

 この機会に, Oiram の回避策 PDF版をやることにした。これで,この件済み。

 xrea の s370 と @pages の www39 でもアップグレードした。両方とも,全く問題なし。

追記(2014/6/22):
 WordPressでの「SSL3_READ_BYTES:sslv3 alert handshake failure」を解決というのを書いた。

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今年も,ブログに雪が降る。

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 去る28日,わが町にこの冬初の雪が降りましたが,本日より,ブログにも雪が降っております。昨年は,年末からでしたが,今年は,もう12月初めから降らせてます(笑)。

 これは, Jetpack プラグインの機能の一つですが,スクリプトそのものは独立してあるようです。そういえば前に TODOS にも書きましたネ。