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初めての VPS-#7 (自分用のリポジトリの使い方)。

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 前回作ったリポジトリの使い方を書こうと思う。

 リポジトリを利用しようと思う CentOS7 にログインする。例えば, VPS とか,開発用の VM とか。

  1. ‘yum-plugin-priorities’ をインストールする。
    Base, Updates, Extras リポジトリの優先度が高いので,この 3 つが有効で,なおかつ同じパッケージがこれらの中にあると,デフォルトのままでは自前リポのパッケージは使ってもらえない。この件は,その都度マニュアルで対処することもできるのだが,よく使うリポについては, ‘yum-plugin-priorities’ を利用するほうが,面倒がなくていい。
    $ sudo yum install yum-plugin-priorities
     
    よく使うリポについては,プライオリティをセットしておくべきだが,どのリポジトリを有効にしているかという情報が必要になる。忘れちゃっていることも多いもんネ。そんなときは,下記で調べる。
    $ yum repolist
     
    ‘yum repolist all’ とやれば,有効・無効にかかわらずすべてのリポジトリが,列挙されまっさ。
  2. /etc/yum.repos.d に myrepo.repo を作成する。
    $ sudo vi /etc/yum.repos.d/myrepo.repo
    中に書くのは,下記のようなこと。
    [myrepo]
    name=o6asan’s original RPM packages
    baseurl=http://www17130ue.sakura.ne.jp/~myrepo/x86_64/
    gpgcheck=1
    gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-o6asan
    priority=1
  3. /etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repo の[base], [updates], [extras] の各エリアの最終行に ‘priority=2‘ を追記する。
  4. $ wget http://www17130ue.sakura.ne.jp/~myrepo/x86_64/RPM-GPG-KEY-o6asan
    $ sudo mv RPM-GPG-KEY-o6asan /etc/pki/rpm-gpg/

 準備完了。自前リポジトリの 1 回目の使用時に, CentOS7 が RPM-GPG-KEY-o6asan をインポートしていいか聞いてくるので, ‘y’ を入力する。

注) クライアント PC から公開鍵を削除する方法。
 クライアント PC には秘密鍵はないので, ‘gpg --delete-key <email@address>’ をやっても, ‘Unknown system error’ が戻ってくるだけで,削除はしてくれなかった。下記を使うとうまくいった。
  $ sudo rpm -e [package]

 当然ながら,正確なパッケージ名がいるが,それは下記で調べることができる。
  $ rpm -q gpg-pubkey --qf '%{name}-%{version}-%{release} --> %{summary}n'

 例えば, CentOS-7 Key については,下記が戻ってくる。
  gpg-pubkey-f4a80eb5-53a7ff4b –> gpg(CentOS-7 Key (CentOS 7 Official Signing Key) <security@centos.org>)
なので,
  $ sudo rpm -e gpg-pubkey-f4a80eb5-53a7ff4b
とやると,削除することができる。

追記:
 あとで気付いたが, Apache の rpm を作ったときの記述だと,秘密鍵なしの状況でも gpg --delete-key RSA鍵ID で公開鍵を消せたと書いてある。今回はできなかったんだが,なんでだろ。バグだったりして。

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初めての VPS-#6 (自分用のリポジトリを作る)。

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 現在,さくらの VPS に event + suEXEC + FPM で WEB サーバを構築しようとしている。そのために,前回, ‘--enable-fpm’ 付きの php.rpm を作ったわけだが, ‘rpm -ivh’ でインストールするときの依存関係でうんざりしたので,自分用にリポジトリを作ることにした(爆)。

    VPS 上。

  1. $ sudo adduser --gid xxxx myrepo
    ‘myrepo’ はリポジトリ用のユーザで, ‘xxxx’ は httpd ユーザグループの gid である。
    $ sudo passwd myrepo
  2. $ sudo chmod 710 /home/myrepo
  3. $ sudo su - myrepo
  4. $ mkdir public_html
  5. $ cd public_html
  6. $ mkdir x86_64
  7. $ exit

 まだ,記事にしていないのだが,実はすでに Apache httpd で suEXEC サポート用の構築をしている。そんなわけで, User と Group はそれ用のものがあるわけだ。この記事に出てくる設定で,ご自分用のリポジトリを作る場合は,各自のシステムに合わせて,用語を読み替えていただきたい。
 
 httpd conf から ‘Options Indexes’ を削除してあるのだが,リポジトリのディレクトリについては,インデックスを表示したい。そのためには, .htaccess において, ‘Options Indexes’ が使えないといけないので,以下のところを変えた。

    VPS の httpd conf において。

  1. userdir.conf (/etc/httpd/conf.d/userdir.conf) の次のところを変えた。
    UserDir enabled normuser1 —>> UserDir enabled normuser1 myrepo
        ↑ これは .htaccess のためではなく, ‘myrepo’ を使えるようにするためである。
    AllowOverride FileInfo AuthConfig Limit Indexes
    —>> AllowOverride FileInfo AuthConfig Limit Indexes Options=Indexes
  2. $ sudo systemctl restart httpd.service
  3. $ sudo su - myrepo
  4. $ cd public_html/x86_64
  5. $ vi .htaccess
    中身は ‘Options Indexes’ の一行。
  6. $ chmod 640 .htaccess
  7. $ exit
    開発用 VM 上。

  1. ‘rpmbuilder’ としてログオンし, rpm ファイルをリビルドする。
     
    注 1) 「初めての VPS-#5」において php.rpm のリビルドについて書いたわけだが,あのままで yum をやると,「パッケージ PACKAGE_NAME.rpm は署名されていません」と言われる。 yum を使うためには, rpm に署名がいるらしい。署名なしの rpm をインストールするには, ‘--nogpgcheck’ オプションを使う。 filezilla.rpm については,その方法でインストールした。
  2. リビルドした rpm ファイルに署名する。
    $ rpm --addsign rpmbuild/RPMS/x86_64/*
     
    当たり前だが,この作業前に GPG キーを作っておかないといけないので,作り方。

    • root 特権のユーザで VM にログオンする。
      $ sudo gpg --gen-key
      $ sudo gpg --export -a 'o6asan' > RPM-GPG-KEY-o6asan
      RPM-GPG-KEY-o6asan は公開鍵のファイルである。これを VPS の myrepo のドキュメントルート内の /x86_64 に Filezilla クライアントでアップロードする。
      $ sudo gpg -o file.secret --export-secret-key o6asan
      file.secret が秘密鍵である。これは, rpmbuilder の ホームディレクトリに移動する。
      $ sudo mv /home/vmowner/file.secret /home/rpmbuilder/file.secret
    • ‘rpmbuilder’ として VM にログオンする。
      $ gpg --import file.secret
      このコマンドは,秘密鍵,公開鍵ともにインポートしてくれる。
       
      $ vi .rpmmacros
      以下の 2 行を追記する。
      %_signature gpg
      %_gpg_name <Owner name>
       
      注 2) 実のところ,リビルドは ‘rpmbuilder’ でやるので,鍵も ‘rpmbuilder’ として作ろうとしたのだが,蹴られた。鍵の作成作業には, root 特権が必要なようである。
  3. すべての rpm ファイルを VPS の myrepo のドキュメントルート内の /x86_64 にアップロードする。
  4. VPS 上。
    $ sudo yum install createrepo
    $ sudo createrepo /path to/x86_64

 やっと,リポができたワイ。 URL は http://www17130ue.sakura.ne.jp/~myrepo/x86_64/
 次回は,使い方を書くつもり。

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初めての VPS-#5 (php.rpm のリビルド)。

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 当初の予定では, suEXEC サポートの話を書くはずだったのだが,ちょっと困ったことが。今回,さくらの VPS には, event + suEXEC + FPM のシステムを構築しようとしているのだが, CentOS7 標準の php.rpm はビルド時に ‘--enable-fpm‘ オプションが付与されていないみたいなのだ。 Apache httpd 上での event + suEXEC については,標準で動きそうなんだけどね。 php.rpm のビルドオプションは, ‘php-devel’ パッケージをインストールすると,下記のコマンドで参照できる。 CentOS の rpm においては ‘php -i’ では,ビルドオプションは見えないようだ。
$ php-config --configure-options
 
 そんなわけで, ‘--enable-fpm’ オプション付きの php.rpm をリビルドすることにした。本当に必要なんかね,これ?まっ,いいけど!!
 VPS に開発系のパッケージは入れたくないので,そこでは rpm を作れない。で, NJ2100 上に開発用仮想環境を作ることにした。仮想マシンには, VMware(R) Player 6.0.4 build-2249910 と CentOS7 (「開発およびクリエイティブワークステーション」を選択し,「開発ツール」にチェックを入れた)を使用。やり方は,「CentOS6の練習-#13(仮想マシンとして使う)」と大体一緒。
 
 大体一緒だったんだけどね,今回の仮想マシンは,イーサネットデバイスを認識してくれなかった。これ,困るじゃん。 NJ2100 には SiS Ethernet Controller がついてる。「どうすりゃいいんじゃ」と思ったが,ネット上にたくさん解決方法のページがあった。私としては,その中のこちらのページをおすすめする。
 
 みーんな,同じこと書いてある。曰く「vmnetcfg.exe と vmnetcfglib.dll をお使いなさい。 VMware-workstation-full-10.0.x-xxxxxxx.exe のような VMware Workstation の無償評価版を展開すれば,手に入るよ。」と。ところがさ,ベンダーさんから,評価版を落として調べてみたけど,入ってなかった。評価版は,すでに ‘VMware-workstation-full-11.0.0-2305329.exe’ になっていて, 64 ビット版に変わっており,どうも仕様が違うようだ。ウェーン。
 
 どっかに, VMware Workstation 10 がないかって探した探した。だって,今,公式からバージョン 10 を落とすとなると,製品版を買うしかないわけだが,それは「なんじゃそれっ?」状態しょっ。結局, filehorse.com で見つけて,ダウンロードした。みんなも問題の 2 ファイルほしいかしらん?一応, zip にしてみたよ。これって,グレーゾーンかな?何はともあれ,ネットにつながる開発用仮想マシンが手に入った。
 
 さて,実際のリビルド作業。当然ながら,すべて仮想マシン上で行う。参考ページとしては,公式のここを見た。

  1. リビルド用の非特権ユーザー (rpmbuilder) を作る。 mockbuild という no logon ユーザも作る。 mockbuild って, ‘rpm’ コマンドがつかうようで,どうも IUS に起因してるようだ。
    $ sudo useradd rpmbuilder
    $ sudo passwd rpmbuilder
     
    $ sudo useradd -s /sbin/nologin mockbuild
  2. rpmbuilder のホームディレクトリに, RPM ビルド用のディレクトリを作る。
    $ sudo su - rpmbuilder
    $ mkdir -p ~/rpmbuild/{BUILD,RPMS,SOURCES,SPECS,SRPMS}
    $ echo '%_topdir %(echo $HOME)/rpmbuild' > ~/.rpmmacros
  3. vault.centos.org から src.rpm をダウンロードする。
    $ wget http://vault.centos.org/7.0.1406/updates/Source/SPackages/
    php-5.4.16-23.el7_0.3.src.rpm
  4. インストール。
    $ rpm -ivh php-5.4.16-23.el7_0.3.src.rpm
  5. php.spec の編集
    $ $ cd ~/rpmbuild/SPECS/
    $ vi php.spec
    869 行に ‘--enable-fpm ‘ を追加。
  6. $ rpmbuild -ba php.spec
     
    依存関係で,いろいろ足りないよと言われるので,素直に全部インストールののち,再挑戦。
    $ rpmbuild -ba php.spec
     
    ‘--enable-fpm’ オプション付きの php.rpm 入手完了。

 ところで,仮想マシンは, GUI で使っている。ここで, FileZilla を FTP クライアントとして使いたかったんだが,標準のリポジトリにはなかったので, filezilla.rpm も作った。このビルドのときに, wxGTK3-devel を要求されて, epel リポを有効にした。

  1. $ sudo yum install epel-release
  2. $ wget ftp://fr2.rpmfind.net/linux/fedora/linux/development/rawhide/source/
    SRPMS/f/filezilla-3.10.0-1.fc22.src.rpm

    $ rpm -ivh filezilla-3.10.0-1.fc22.src.rpm
    $ cd ~/rpmbuild/SPECS/
    $ rpmbuild -ba filezilla.spec

 こんなとこかな。

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初めての VPS-#3 (CentOS7 上に LAMP を構築)。

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 はやぶさ 2 の打ち上げ,再延期になっちゃいましたねぇ。 12 月 3 日 (水) 13 時 22 分 04 秒の予定だそうです。三度目の正直で,今度こそ晴れてほしいなぁ。

 さて, SELinux を有効にしたままで, CentOS7 上に LAMP を構築しようと思う。
 LAMP 構築に先立って,以下の 3 4 つをやった。

  1. $ sudo vi /etc/pam.d/su
    下記の行をアンコメントする。
    #auth required pam_wheel.so use_uid –>> auth required pam_wheel.so use_uid
    これで, Wheel Group 外のユーザは ‘su’ コマンドを使っても, root にはなれなくなった。
  2. $ sudo vi /etc/aliases
    ファイルの最下行をアンコメントし,ユーザ名を変更する。
    #root: marc –>> root: centos
    $ sudo newaliases
    これで,ユーザ centos が root 宛てのメールを受け取れるようになった。
  3. タイムゾーンをチェックする。
    $ sudo timedatectl status
    特に,問題なし。
    $ sudo systemctl status chronyd.service
    結果に, “System clock wrong by 1.088336 seconds, adjustment started” というのがあったので, /etc/chrony.conf を編集した。
    $ sudo vi /etc/chrony.conf
    中に “# Use public servers from the pool.ntp.org project.” と書いてあったので, pool.ntp.org に行ってみたら,使い方があった。その指示に従って, ‘+’ の 4 行を追加し, ‘-’ の 4 行を削除した。
    +server 0.pool.ntp.org iburst
    +server 1.pool.ntp.org iburst
    +server 2.pool.ntp.org iburst
    +server 3.pool.ntp.org iburst
    server 0.centos.pool.ntp.org iburst
    server 1.centos.pool.ntp.org iburst
    server 2.centos.pool.ntp.org iburst
    server 3.centos.pool.ntp.org iburst
    サービスを再起動して,確認。
    $ sudo systemctl restart chronyd.service
    $ sudo systemctl status chronyd.service
    よくなった。
  4. パッチ自動更新用。
    $ sudo yum install yum-cron
    $ sudo vi /etc/yum/yum-cron.conf
     行番号 20: apply_updates = no –>> apply_updates = yes
    $ sudo systemctl start yum-cron.service
    $ sudo systemctl enable yum-cron.service

1 Apache Httpd のインストール   2 MariaDB のインストール   3 PHP のインストール
4 phpMyAdmin のインストール   5 vsftpd のインストール

 
||Apache Httpd のインストール||

  1. $ sudo yum install httpd
    インストールされたバージョンは, httpd.x86_64 2.4.6-18.el7.centos だった。
  2. /etc/httpd/conf/httpd.conf を編集する。
    $ sudo vi /etc/httpd/conf/httpd.conf
     
    :set nu’ で行番号を表示する。

    • 行番号 42: Listen 80 –>> Listen Server_global_IP:80
    • 行番号 86: ServerAdmin root@localhost –>> ServerAdmin My_email_address
    • 行番号 95: #ServerName www.example.com:80 –>> ServerName VPS_DomainName:80
    • 行番号 119: DocumentRoot "/var/www/html" –>> DocumentRoot "/home/centos/www/html"
    • 行番号 124: <Directory "/var/www"> –>> <Directory "/home/centos/www">
    • 行番号 131: <Directory "/var/www/html"> –>> <Directory "/home/centos/www/html">
    • 行番号 144: Options Indexes FollowSymLinks –>> Options FollowSymLinks
    • 行番号 151: AllowOverride None –>> AllowOverride FileInfo Indexes Limit
      うちの場合,この行の変更は, WordPress のためである。
    • 行番号 164: DirectoryIndex index.html –>> DirectoryIndex index.php index.html
  3. 注) exstra.conf の場所: /etc/httpd/conf.d
    デフォルトの exstra conf : autoindex.conf, userdir.conf, welcome.conf
  4. 注 2) module.conf の場所: /etc/httpd/conf.modules.d/
  5. 注 3) log ファイルのローテートの設定をしていないのだが, Apache Httpd が自動でやってくれているようだ。(サーバを 1 日以上稼働したのち, /var/log/httpd/ を見たら,日ごとの log になっていた)。いつからこうなったんだろう?それとも, CentOS7 固有の機能なのか?
  6. 通常,ユーザのホームディレクトリのパーミッションは 700 であるが, httpd のアクセスを許可するために, 701 にしておかなくてはいけない。このことは, userdir.conf に書いてあった。
    $ chmod 701 centos
  7. DocumentRoot をユーザホームディレクトリに割り当てたので, httpd がアクセスできるように, SELinux の設定を変更する。これについての情報は, httpd_selinux(8) にあった。しかし, CentOS7 で見ようとしたら httpd_selinux(8) が空だったんだが,どうしてだろう。
    この際,オンラインの httpd_selinux(8) をご覧あれ。
    $ sudo setsebool -P httpd_enable_homedirs on
    $ sudo systemctl start httpd.service
    サービスを起動したら,エラーメッセージ “Job for httpd.service failed. See ‘systemctl status httpd.service’ and ‘journalctl -xn’ for details.” が出ちゃった。ユーザディレクトリに ‘www’ と ‘html’ を作るのを忘れてた。ユーザ centos として,以下の作業をやった。
    [centos@localhost ~]$ mkdir www
    [centos@localhost ~]$ cd www
    [centos@localhost www]$ mkdir html
    ここで,両ディレクトリの context を確認しておく。
    $ ls -Z
    drwxrwxr-x. test test unconfined_u:object_r:httpd_user_content_t:s0 www
    $ ls -Z
    drwxrwxr-x. test test unconfined_u:object_r:httpd_user_content_t:s0 html
  8. 再度, $ sudo systemctl start httpd.service
  9. $ sudo firewall-cmd --permanent --zone=public --add-service=http
    Httpd テストページ
    Httpd テストページ
    $ sudo firewall-cmd --reload
    $ sudo systemctl enable httpd.service
    注 4) 各 Well-Known-Port の設定は,前もって済んでいるみたいだ。そんなわけでポート 80 についての firewall-cmd はいらない模様。
  10. http://VPS_DomainName/ にアクセスすると,右の図のようなページが見えるはずである。

||MariaDB のインストール||

  1. $ sudo yum install mariadb-server mariadb
    インストールされたバージョンは, mariadb.x86_64 1:5.5.40-1.el7_0 と mariadb-server.x86_64 1:5.5.40-1.el7_0 だった。
  2. $ sudo systemctl start mariadb
  3. $ sudo mysql_secure_installation
    Enter current password for root (enter for none): <<-- [Enter] キーを打つ。 Set root password? [Y/n] <<-- [Enter] キーを打つ。 New password: <<-- root のパスワードを設定。 Re-enter new password: <<-- パスワードの確認 = もう一度打つ。 以下の項目については, [Enter] キーを打つ⇩。 Remove anonymous users? [Y/n]
    Disallow root login remotely? [Y/n]
    Remove test database and access to it? [Y/n]
    Reload privilege tables now? [Y/n]
  4. $ sudo systemctl enable mariadb.service

||PHP のインストール||

  1. $ sudo yum install php php-mysql php-mbstring
    インストールされたバージョンは, php.x86_64 5.4.16-23.el7_0.3 , php-mbstring.x86_64 5.4.16-23.el7_0.3 , php-mysql.x86_64 5.4.16-23.el7_0.3 だった。
    php.conf はインストール時に,自動的に /etc/httpd/conf.d に作られる。
  2. /etc/php.ini を編集する。
    $ sudo vi /etc/php.ini
     
    :set nu’ で行番号を表示する。

    • 行番号 243: output_buffering = 4096 –>> output_buffering = Off
    • 行番号 314: disable_functions = –>> disable_functions ="shell_exec, suexec, passthru"
    • 行番号 375: expose_php = On –>> expose_php = Off
    • 行番号 811: allow_url_fopen = On –>> allow_url_fopen = Off
    • 行番号 878: ;date.timezone = –>> date.timezone ="Asia/Tokyo"

    注 5) additional.ini の場所: /etc/php.d
    デフォルトの additional ini: curl.ini, fileinfo.ini, json.ini, mbstring.ini, mysql.ini, mysqli.ini, pdo.ini, pdo_mysql.ini, pdo_sqlite.ini, phar.ini, sqlite3.ini, zip.ini

  3. $ sudo systemctl restart httpd.service

||phpMyAdmin のインストール||

  1. phpMyAdmin がほしいんだが, base, extras, updates リポジトリにはなかったので, ‘epel’ を追加することにした。
    $ sudo yum install epel-release
  2. $ sudo yum install phpmyadmin
    インストールされたバージョンは, phpMyAdmin.noarch 4.2.11-1.el7 だった。
    phpMyAdmin.conf はインストール時に,自動的に /etc/httpd/conf.d に作られる。
  3. /etc/httpd/conf.d/phpMyAdmin.conf を編集する。
    $ sudo vi /etc/httpd/conf.d/phpMyAdmin.conf

    うちの phpMyAdmin.conf は下記のような感じ。
    # phpMyAdmin - Web based MySQL browser written in php
    #
    # Allows only localhost by default
    #
    # But allowing phpMyAdmin to anyone other than localhost should be considered
    # dangerous unless properly secured by SSL

    Alias /phpMyAdmin /usr/share/phpMyAdmin
    Alias /phpmyadmin /usr/share/phpMyAdmin

    <Directory /usr/share/phpMyAdmin/>
       AddDefaultCharset UTF-8

       <IfModule mod_authz_core.c>
         # Apache 2.4
         <RequireAny>
           Require ip my_global_IP
           Require host my_mobile_host
         </RequireAny>
       </IfModule>
    </Directory>

    <Directory /usr/share/phpMyAdmin/setup/>
       <IfModule mod_authz_core.c>
         # Apache 2.4
         <RequireAny>
           Require ip my_global_IP
           Require host my_mobile_host
         </RequireAny>
       </IfModule>
    </Directory>

  4. $ sudo systemctl restart httpd.service

||vsftpd のインストール||

  1. $ sudo yum install vsftpd
    インストールされたバージョンは, vsftpd.x86_64 3.0.2-9.el7 だった。
  2. Edit /etc/vsftpd/vsftpd.conf.
    $ sudo vi /etc/vsftpd/vsftpd.conf
     
    :set nu’ で行番号を表示する。

    • 行番号 12: anonymous_enable=YES –>> anonymous_enable=NO
    • 行番号 82: #ascii_upload_enable=YES –>> ascii_upload_enable=YES
    • 行番号 83: #ascii_download_enable=YES –>> ascii_download_enable=YES
    • 行番号 100: #chroot_local_user=YES –>> chroot_local_user=YES
    • 行番号 101: #chroot_list_enable=YES –>> chroot_list_enable=YES
    • 行番号 103: #chroot_list_file=/etc/vsftpd/chroot_list –>> chroot_list_file=/etc/vsftpd/chroot_list
    • 行番号 128: –>> local_root=www/html
  3. $ sudo setsebool -P ftp_home_dir on
    local_enable=YES をアンコメントしている場合は, on にするようにと, vsftpd.conf に書いてあった。
  4. $ sudo vi /etc/vsftpd/chroot_list
    chroot_list に ‘admin’ を追加した。
  5. “chroot_~” をアンコメントして,一般ユーザとして, FTP 経由でアクセスしたら, 500 OOPS: vsftpd: refusing to run with writable root inside chroot() が出た。
    で, allow_writeable_chroot=YES を vsftpd.conf に追加。この情報は, 500 OOPS: vsftpd: refusing to run with writable root inside chroot() Login failed on debian (魚拓です)からもらった。
    行番号 104: –>> allow_writeable_chroot=YES
  6. $ sudo systemctl start vsftpd.service
    $ sudo systemctl enable vsftpd.service
    $ sudo firewall-cmd --permanent --zone=public --add-service=ftp
    $ sudo firewall-cmd --reload
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初めての VPS-#2 (SSH 接続)。

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 昨日の朝, WordPress 4.0.1 になっていた。セキュリティ・アップデートということだが,主として, XSS 関連のようだ。自動でアップデートされると思うが,されない場合は,手動での早急なアップテートをお奨めする。 “An extremely unlikely hash collision could allow a user’s account to be compromised, that also required that they haven’t logged in since 2008 (I wish I were kidding).” というのを読んで,思わず笑っちゃったが,笑いごとじゃないよなあ(溜息)。

 CentOS7 は標準で SSH が使えるようだ。 OS 変更後, TeraTerm で接続してみた。もちろん,他の SSH クライアントでも構わない, PuTTY とか WinSCP とか。 SSH サーバの現時点のバージョンは 6.4p1-8 だった。

 標準の設定だと, root かつ パスワードでアクセス可能なので,ちょっと,不安。細かい設定は後回しとしても,最小限,これだけは変えておこう。

 設定いじりの前に, TeraTerm で 認証鍵ペアを作った。秘密鍵には, passphrase も設定した。サーバ上でも鍵は作れるが,それだと,秘密鍵のほうをネット経由でやり取りすることになる。これが嫌いなのだ。多人数相手だと,メールででもやり取りしないと仕方ないだろうが。

||その 1 Sudoers ファイルの編集||

  1. VPS コントロールパネルにログインし,「リモートコンソール」をクリック,続いて「VNCコンソールを開く」をクリック。
  2. 1 分以内に,「HTML5モードで開く」をクリックすると, QEMU が別窓で開く。
  3. # usermod -G wheel centos  <--- 「centos」というのは, sudo を使わせたいユーザ。 # visudo
    ファイルが開く。
  4. ‘/wheel’ をやって,「wheel」のある行を探す。
    「%wheel ALL=(ALL) ALL」の行頭に「#」があったら,外して,アンコメントする。しかし,今回は,「#」はなかった。ということで,そのまま, visudo を閉じる。
    注)visudo の使い方は,基本的には, vi エディタのと同じである。
  5. # su - centos
  6. $ sudo shutdown -h now
  7. ‘sudo’ 使用の初回には,下記のメッセージが出る。

    We trust you have received the usual lecture from the local System Administrator. It usually boils down to these three things:

    #1) Respect the privacy of others.
    #2) Think before you type.
    #3) With great power comes great responsibility.

    パスワードを要求される。
    [sudo] password for centos:

  8. “VPS ホーム” で,サーバが停止しているのを確認できる。サーバを再起動しておこう。

||その 2 policycoreutils-python のインストール||

  1. QEMU に再度ログイン。後で SSH のポートを標準から変更するときに, ‘semanage’ コマンドを使うので, policycoreutils-python をインストールしておく。
    # yum install policycoreutils-python

||その 3 SSH の設定を変更||

  1. TeraTerm (ttermpro.exe) を起動。 VPS に「centos」として,パスワード認証でログイン。
  2. 公開鍵 (id_rsa.pub) を TeraTerm の窓にドラッグ&ドロップ。 TeraTerm は SCP(Secure Copy Protocol) に対応しているので,「SCP」ボタンをクリック。
  3. $ mkdir .ssh
    $ chmod 700 .ssh
    $ cat id_rsa.pub > .ssh/authorized_keys
    $ chmod 600 .ssh/authorized_keys
    $ rm -f id_rsa.pub
  4. $ su -
    Password:  <--- root のパスワードを入力。
  5. # vi /etc/ssh/sshd_config
    sshd_config が開く。
  6. #Port22  —>  Port****
    #PermitRootLogin yes  —>  PermitRootLogin no
    PasswordAuthentication yes  —>  PasswordAuthentication no
     
    変更した sshd_config を上書き保存。

    # systemctl restart sshd.service

    注)**** には well-known ports 以外の数値を使う。ただし,数値は 0 ~ 65535。

  7. # firewall-cmd --permanent --zone=public --add-port=****/tcp
    # firewall-cmd --reload
    # semanage port -a -t ssh_port_t -p tcp ****
  8. # exit
    $ exit
    TeraTerm が終了する。
  9. 再度, TeraTerm (ttermpro.exe) を起動。今度は,鍵認証方式で「centos」として,ログイン。新しい SSH ポート(****)を使う。今回は秘密鍵の passphrase も必要である。
  10. SSH 接続で ‘sudo’ を使ってみる。

    $ sudo firewall-cmd --list-all
    public (default, active)
      interfaces: eth0
      sources:
      services: dhcpv6-client ssh
      ports: ****/tcp
      masquerade: no
      forward-ports:
      icmp-blocks:
      rich rules:

 SSH の設定変更,おしまい!!

 ところで, 15 日に PHP5.6.3 にアップデートした。 ChangLog はこんな感じ。

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初めての VPS-#1 (CentOS7 のインストール)。

The same article in English

 くりくりさんのコメントに触発されて,さくらのVPSCentOS7 を使ってみようと思い, 18 日に 2 週間お試しに登録した。

 日本語のサービスしかなくて,日本に住んでないと使えないようだが,英語ブログでも紹介した。

図 1 お申し込み
図 1 お申し込み
||さくらのVPS に仮登録||

  1. さくらのVPS にアクセスして,「お申し込み (図 1)」をクリック。
  2. 「さくら VPS のお申し込み」ページに進む。「利用規約の確認へ (図 2)」をクリック。
  3. 「以下の約款及び個人情報の取扱いについてよくご確認ください。」ページに進む。「基本約款」と「個人情報の取扱いについて」を印刷し,じっくり読む。「同意する」をチェックし,「つぎへ –>」をクリック (図 3)。
  4. 「お客様の情報をご入力ください」のページに進む。
    図 2 利用規約の確認へ
    図 2 利用規約の確認へ

    以下の項目を記入。 (*) は必須項目。

    • メールアドレス(*):
    • ご契約者の種別(*):
    • ご契約者名(*):
    • ご契約者名カナ(*):
    • 図 3 「約款」&「個人情報の取扱いについて」
      図 3 「約款」&「個人情報の取扱いについて」
      生年月日(*)
    • 性別(*):
    • 郵便番号(*):
    • ご住所(*):
    • 街区名・番地等(*):
    • 建物名等:
    • 電話番号(*):(※携帯可)
    • FAX番号:

    「つぎへ –>」をクリック。

  5. 「会員メニューへログインするためのパスワードを指定してください」ページに進む。
    • パスワード:
    • 「ひみつ」の質問 :
    • 「ひみつ」の答え:

    「つぎへ –>」をクリック。

  6. 「サービスプラン」のページに進む。
    • 「さくらのVPS 1G」を選択。
    • レジデンスを「石狩/東京/大阪」から選択。

    「つぎへ –>」をクリック。

  7. 「支払方法」のページに進む。
    • 「毎月払い/年払い」から選択。
    • 2 週間お試しの場合は,「クレジットカード」しか使えない。
    • 注意書きがいろいろあるが,特に朱書きのものは,大事。
      ・お申込から2週間後に自動で本登録になります。キャンセルの場合は、お客様にて行っていただく必要がございます。
      ・会員メニューから「本登録」をするとキャンセルが行えなくなります。

    「つぎへ –>」をクリック。

  8. 図 4 以下の通りお申込を受付いたしました
    図 4 以下の通りお申込を受付いたしました
  9. 「最終のご確認」のページに進む。
    必要に応じて,印刷しておこう。
  10. 「以下の通りお申込を受付いたしました」のページに進む。
    • 会員ID
    • プラン名
    • サービスコード
    • メールアドレス

    「会員メニューへお進みください」をクリックする (図 4)。

 「会員メニュートップ」に進む。ログアウト。これで,仮登録は,終わり。

||VPS コントロールパネルにログイン||

  1. VPSコントロールパネル からログイン。
    IPアドレスとパスワードは「[さくらのVPS] 仮登録完了のお知らせ」メールに記載されている。
  2. まずは, VPS コントロールパネルのパスワードを変更。

||CentOS7 をインストール||

  1. 標準の OS は CentOS6 なので, CentOS7 をインストールするために,「OS再インストール」をやる。
  2. 「OS再インストール」に進み,「カスタムOSインストールへ」をクリック。
  3. 「CentOS 7 x86_64」を選択し,「確認」をクリック。
  4. 「実行」をクリック。
  5. 1 分以内に,「HTML5モードで開く」をクリック。「QEMU」が別窓で開く。
  6. インストールについては, CentOS 7 を参照。
    インストール中に, root のパスワードの設定と一般ユーザの作成を行う。
  7. インストールは,かなり時間を食う。終わったら,「Server disconnected…」というメッセージが出るので,「VPSホーム」に戻って,サーバを起動する。「ステータス」が「停止」から「稼働中」に代わる。
  8. これで, VPS の OS が CentOS7 になった。

 インストール中に困ったのは, QEMU で最下部が全く見えなかったこと。おかげで,「Reclaim space」や「Begin Installation」を,勘 + キー操作でやる羽目になった。ヤレヤレ。

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Puppy Linux (Precise-571JP)

The same article in English
投稿アップデート情報  追記(10/10)
月食
月食 (午後 9 時 1 分)

夕べの月食,見れました?ほとんど,見逃しちゃったよ,加えて,写真も普通の下弦の月にしか見えない 1 枚しか撮れなんだ。その画像上に星が見えるんだ。これ,天王星だろうか?ずいぶん調べたけど,分からない。国立天文台の話も,皆既月食の間のことしか書いてないし。一晩でここまで位置関係が変わるとかあるかな。どなたか教えてくださいませ。

さて,本題。

Puppy Linux (Precise-571JP) を LOOX T93B 上で, SHOUTcast server に使おうと思って,試していた。結論を先に言うと,あきらめたんだけどね。ずいぶん久しぶりに, Puppy をインストールした。前回のときのバージョンは, 5.01 の英語版だった。今回, Precise-571JP はすごく練れて使いやすくなっていた。 Puppy って,いいディストリだと思う。軽いし,高スペックを要求しないし,それでも, LOOX T93B では低スペック過ぎたらしい。

実のところ,Shoutcast サーバは走ったし放送もできたんだが,どうしても音跳びが直らなかった。 Puppy のデフォルトのサービスもいくつか止めたりしてみたんだが。

モバイル用の OS として, USB に入れた Precise-571JP はいかが?

By StellaNavigator 10
By StellaNavigator 10

追記(10/10):
残念! 上の画像の星は,天王星ではなかったです。あれからまた調べましてね。 StellaNavigator 10 という優れものがありました。すごい!! 使わせてもらったのは,体験版でーす(汗)。

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起きてびっくり,サイト改竄? at よそ様-続々々々々報。

 ぐふふ,ついに踊り字4つだよー。まっ,これで打ち止めだとは思うけどね(汗)。

 2013/09/09第三者によるユーザーサイトの改ざん被害に関するご報告ということで,09/09 20:42 追記後は増えていないから,これが公式な最終報告なのかなと思う。結局のところ,

■原因

  • 改ざんの原因
    簡単インストールを利用して設置された WordPress においてインストールが完了していない WordPress が狙われ、WordPress の管理者権限を第三者に取得されたことで、サーバー上にサーバー構成上の不備を悪用するスクリプトが設置されました。また、wp-config.php のパーミッションが 644 だったことを利用して、設置されたスクリプトによりデータベースの接続情報の取得がおこなわれ、データベース上のデータの書き換えが可能な状態となっておりました。
  • 改ざんが拡大した原因
    サーバー側のディレクトリパーミッションが不適切だったことと、FollowSymLinks の設定を有効にできる状態であったため、同一サーバー上のユーザー領域を辿り、他のユーザー様の wp-config.php の内容を参照し、データベースの更新を実行することで改ざんの被害が拡大しました。

    上記の事象と原因に関して、被害の拡大を防ぐため以下の対策を実施いたしました。

ということで,今回,被害が拡大したことについては, WordPress は無関係ということだ。無罪放メーン。

 もっとも,前記事で「大穴があいていたもので,個別の穴狙いでチョコチョコ出入りしていたクラッカーが,図に乗っちゃったということになるのか。」と書いたように,チョコチョコ出入りしようとするクラッカーはどのサイトでも見受けられるわけで, WordPress は売れ筋の CMS であるだけに,狙われやすいのだということは,肝に銘じておいたほうがいい。 Mac より Windows 狙いのマルウェアが多いのと同理由である。

 ロリさんのところがどのくらい改善されたのか試してみたい気もするが,最近は,あちこち手を出すのは止めてるので,どうなるかな。

 よそ様の運営に口を出すのもおこがましいが, WordPress の簡単インストールというサービスを提供するのであれば,もう少しガチガチにしといたほうがいいだろうと思う。ロリさんところで,簡単インストールを利用しようってユーザの場合,「パーミッション,何それ,おいしいの?( <-- 先に謝っときます。この表現,気に障ったらゴメンナサイ)」レベルの場合が考えられるわけで,インストールされそこなって放置される場合はもちろん,運営する状況に至っても,パーミッションまで気が回らないことは十分考えられるはずだから,簡単インストールなら,当然,そこまで面倒見るべきだろう。アップデートサービスについても然りだ。  WordPress はテーマやプラグインが豊富なのも魅力の一つだが,簡単インストールの場合だと,これらについては個別ユーザが自由にインストールできないようにしておくべきだ。それをやっておかないと,テーマやプラグイン由来の穴に対する保守が不可能になる。メリットも殺しちゃうことになるんで,痛し痒しだろうけど。  マルチサイトの子サイトとして提供するのがいいんだろうが,それだと,簡単インストールサービスじゃなくて,ブログのサービスになっちゃうからなぁ。  我が家の場合は,自鯖の上にユーザは私一人という特殊事情だから,そんな難しいことは考えなくていいんだけど,共用サーバって難しいんだろうね。

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起きてびっくり,サイト改竄? at よそ様-続々々々報。

投稿アップデート情報  追記

 完全に,後出しの話になる(爆)。ところで,踊り字3つだよーっ(汗)。

 実は,「起きてびっくり,サイト改竄? at よそ様-続々報。」のときに, Apache のドキュメントを読みに行って,何のことだろうと思っていた記述があった。それは,「このオプションを省略したからといってセキュリティの強化にはなりません。 なぜなら symlink の検査はレースコンディションを引き起こす可能性があり、 そのため回避可能になるからです。」というものだ。その時点では,そのことについて,触れているところを見つけられなかった。

 ところが,今晩,2つも見つけてしまった。やはり, Symlink Attacks に関連のあることだったようだ。
 見つけたのは,次の2つ。一つは WikiPedia で「 Symlink race 」の説明のところ,もう一つは,「 Apache HTTPD: `Options -FollowSymLinks` は不完全」というページ。

 特に,2つ目は,今回の事件を踏まえて書いていることなので,飲み込みやすい。要するに,
————————————————————————————————————————————————
「シンボリックリンク機能を持つ UNIX (リンク先の文中に,LINUX についても同等のことが可能である記述がある ― o6asan 追記) には 『ファイルがシンボリックリンクかどうかの判定』、 『ファイルまでのパスがシンボリックリンクかどうかの判定』、 『ファイルのオープン』を一度に処理する方法がない」
————————————————————————————————————————————————
ために,タイムラグが生じる。そのせいで隙が生まれ,悪用可能という話だ。この種類のことには,名前まである(「Time Of Check to Time Of Use」 = TOCTTOU)らしい。

 OSSTech の佐藤さんの書いた記事で,この間引用した徳丸さんの記事の話も,さくらインターネット社長の田中さんの記事の話も出てくる。

 実にわずかな時間の話だが,コンピュータは瞬時の生き物だからなあ。

 ここで,「TOCTTOU について具体的に解説していて参考になるページ」として挙げられている IPA の説明は,素人にはまるで手品のように思える不思議さである。

 今,徳丸さんのところに「ロリポップのサイト改ざん事件に学ぶシンボリックリンク攻撃の脅威と対策」を読みに行ったら,3日付の追記が増えていた。うーん,共用レンタルサーバだとそういうことになるんですか。

 田中さんのページ,「共用サーバにおけるSymlink Attacksによる攻撃とその対策について」には,今のところ,特に追記はないようだが, twitter では,佐藤さんとのつぶやきを閲覧可能である。いろいろと,使える対策を話し合ってる感じ。

追記:
 4日に書いたつもりが,公開の日付を見たら5日になっている。書いてる間に日が変わったようだ。まっ,いいけど。

 ところで関連でこんなのもあった。興味深いが,むずかしー。ユーザが一人しかいない,我が家では悩まなくていいようだけどネ。

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CentOS6の練習-#13(仮想マシンとして使う)。

The same article in English

 前に書いたように, Windows7 と CentOS6 のデュアルブートしていた Let’snote を修理に出すときに, 内蔵データをすべて破壊後リカバリしたもので, CF-J10TYAHR で CentOS が使えなくなった。

 この際,サーバとは別に ビルド環境を作ってやろうと思い立ち, VMware Player を導入することにした。 Let’snote のハードディスクはデカくて,私の使い方では埋まる可能性も少ないし,手持ちのマシンの中ではスペックも高いわけだから,仮想マシンにはいいだろう。スペックが高ければ仮想マシンでも,動きがいいだろうから,デュアルブートより使いやすいんじゃないかと考えた。
 というわけで,この記事は,そのときの備忘録である。 (^o^)

 何はともあれ, CF-J10TYAHR の Windows7 Home Premium 上に VMware Player をインストールする。

  1. 最新版の VMware Player for Windows 32-bit and 64-bit (現時点のバージョン:5.0.2) を Download VMware Player からダウンロード。
  2. デフォルトのまま, VMware Player~.exe をインストール。

 次に, CentOS6.4 をインストールする。

  1. 最新版の CentOS-x.x-i386-bin-DVD1.iso (現時点のバージョン:6.4) を CentOS Mirrors からダウンロード。まったくカスタマイズなしのDesktopをインストールする場合, CentOS-x.x-i386-bin-DVD2.iso はいらない。
  2. ショートカットから, VMware Player を起動。
  3. “新規仮想マシンの作成”を選択。 (Fig.01)
  4. “後で OS をインストール”を選択。 (Fig.02)
    “インストーラ ディスク イメージ ファイル (iso):”を選択すると,途中でまったくカスタマイズが効かないので。
  5. “Linux (L)” と “CentOS” のままで,”次へ”。 (Fig.03)
  6. 後でほかにも仮想マシンを構築するかもしれないので (^^;) ,仮想マシン名にはわかりやすいものを付け,インストール場所(デフォルトのままでも構わないのだが)も選び,”次へ”。 (Fig.04)
  7. そのままで,”次へ”をクリック。 (Fig.05)
  8. “ハードウェアをカスタマイズ…”をクリック。 (Fig.06-(1))
  9. 使用する ISO file (例えば, CentOS-x.x-i386-bin-DVD1.iso )を選択後,”閉じる”をクリック。 (Fig.07-(1)(2)(3))
  10. “完了”をクリック。 (Fig.06-(2))
  11. CentOS6.4をインストールするために,”仮想マシンの再生”をクリック。 (Fig.08)
  12. “Install or upgrade an existing system”を選択,[Enter]。 (Fig.09)
    このあたりでは,まだマウスのホスト・ゲストの切り替えがうまくいかなかった。備忘として,ショートカットキーのことを書いておく。

    • [Ctrl+G] ゲストOSへ。
    • [Ctrl+Alt] ホストOSに戻る。
  13. “Skip”を選択。 (Fig.10)
    ISOのデータについて不安がある場合は,”OK”でテストしてもよい。
  14. “Next”をクリック。 (Fig.11)
  15. 使用言語を選んでから,”Next”をクリック。 (Fig.12)
  16. 使用キーボードを選んでから,”次”をクリック。 (Fig.13)
  17. “基本ストレージデバイス”を選択後,”次”をクリック。 (Fig.14)
  18. “はい。含まれていません。どのようなデータであっても破棄してください。”をクリック。 (Fig.15)
    言わずもがなかもしれないが,この操作は,ホストOSのデータには全く関係しない。
  19. 自宅LAN内でしか使わないので,そこでの判別可能な名前をセットして,”次”をクリック。 (Fig.16)
  20. タイムゾーンを選び,”システムクロックで UTC を使用”のチェックを外したのち,”次”をクリック。 (Fig.17)
  21. root 用のパスワードをセット後,”次”をクリック。 (Fig.18)
  22. “すべての領域を使用する”を選択後,”次”をクリック。 (Fig.19)
  23. “変更をディスクに書き込む”をクリック。 (Fig.20)
  24. “Desktop” と”後でカスタマイズ”にチェック後,”次”をクリック。 (Fig.21)
  25. “再起動”をクリック。 (Fig.22)
  26. “進む”をクリック。 (Fig.23)
  27. “進む”をクリック。 (Fig.24)
  28. ユーザー名,フルネーム,パスワードをセット後,”進む”をクリック。 (Fig.25)
  29. “進む”をクリック。 (Fig.26)
  30. “OK”をクリック。 (Fig.27)
  31. “終了”をクリック。 (Fig.28)
  32. ユーザー名をクリック。 (Fig.29)
  33. 上記ユーザー名のパスワードを入力後,”ログイン”をクリック。 (Fig.30)
  34. 右下の”ツールのインストール”をクリック。 (Fig.31)
  35. VMware Tools の窓を閉じる。 (Fig.32)
  36. 端末を開き,下記のコマンドで, root としてログインする。
    [centos@CentOS ~]$ su –
    Password: <<—– root のパスワードを入力

    VMware Tools のインストールには,Perlがいるので,インストールされているかを確認する。
    [root@CentOS ~]# yum list installed | grep perl
    perl.i686   4:5.10.1-129.el6 @anaconda-CentOS-201303020136.i386/6.4 <<—– インストール済み
    …………

    仮想 CD-ROM デバイスのマウント状態を確認する。
    [root@CentOS ~]# mount
    …………
    /dev/sr0 on /media/VMware Tools type iso9660 (ro,nosuid,nodev, …) <<—– マウント済み

    “VMware Tools” ファイルの正確な名前を確認するために,仮想 CD-ROM のリストを表示。
    [root@CentOS ~]# ls /media/”VMware Tools”
    VMwareTools-9.2.3-1031360.tar.gz manifest.txt

    [root@CentOS ~]# cd /tmp <<—– tmp ディレクトリに移動

    [root@CentOS tmp]# tar zxpf /media/”VMware Tools”/VMwareTools-9.2.3-1031360.tar.gz

    [root@CentOS tmp]# ls
    …………
    vmware-tools-distrib
    …………

    [root@CentOS tmp]# ls vmware-tools-distrib
    FILES INSTALL bin doc etc installer lib vmware-install.pl

    [root@CentOS tmp]# cd vmware-tools-distrib
    [root@CentOS vmware-tools-distrib]# ./vmware-install.pl

    「以下は,vmware-install.pl からのメッセージ」
    Creating a new VMware Tools installer database using the tar4 format.

    Installing VMware Tools.

    In which directory do you want to install the binary files? [/usr/bin]

    What is the directory that contains the init directories (rc0.d/ to rc6.d/)? [/etc/rc.d]

    What is the directory that contains the init scripts? [/etc/rc.d/init.d]

    In which directory do you want to install the daemon files? [/usr/sbin]

    In which directory do you want to install the library files? [/usr/lib/vmware-tools]

    The path “/usr/lib/vmware-tools” does not exist currently. This program is going to create it, including needed parent directories. Is this what you want? [yes]

    In which directory do you want to install the documentation files? [/usr/share/doc/vmware-tools]

    The path “/usr/share/doc/vmware-tools” does not exist currently. This program is going to create it, including needed parent directories. Is this what you want? [yes]

    The installation of VMware Tools 9.2.3 build-1031360 for Linux completed successfully. You can decide to remove this software from your system at any time by invoking the following command: “/usr/bin/vmware-uninstall-tools.pl”.

    Before running VMware Tools for the first time, you need to configure it by invoking the following command: “/usr/bin/vmware-config-tools.pl”. Do you want this program to invoke the command for you now? [yes]

    Initializing…

    /usr/bin/xrandr: Failed to get size of gamma for output default

    Making sure services for VMware Tools are stopped.

    Stopping Thinprint services in the virtual machine:
    Stopping Virtual Printing daemon: done
    Stopping VMware Tools services in the virtual machine:
    Guest operating system daemon: [ OK ]
    Unmounting HGFS shares: [ OK ]
    Guest filesystem driver: [ OK ]

    The VMware FileSystem Sync Driver (vmsync) allows external third-party backup software that is integrated with vSphere to create backups of the virtual machine. Do you wish to enable this feature? [no]

    Found a compatible pre-built module for vmci. Installing it…

    Found a compatible pre-built module for vsock. Installing it…

    The module vmxnet3 has already been installed on this system by another installer or package and will not be modified by this installer. Use the flag
    –clobber-kernel-modules=vmxnet3 to override.

    The module pvscsi has already been installed on this system by another installer or package and will not be modified by this installer. Use the flag
    –clobber-kernel-modules=pvscsi to override.

    The module vmmemctl has already been installed on this system by another installer or package and will not be modified by this installer. Use the flag
    –clobber-kernel-modules=vmmemctl to override.

    The VMware Host-Guest Filesystem allows for shared folders between the host OS and the guest OS in a Fusion or Workstation virtual environment. Do you wish to enable this feature? [yes]
    no <<—–ここだけ,デフォルトから変更した。

    Found a compatible pre-built module for vmhgfs. Installing it…

    Found a compatible pre-built module for vmxnet. Installing it…

    The vmblock enables dragging or copying files between host and guest in a Fusion or Workstation virtual environment. Do you wish to enable this feature? [yes]

    !!! [EXPERIMENTAL] !!!
    VMware automatic kernel modules enables automatic building and installation of VMware kernel modules at boot that are not already present. By selecting yes, you will be enabling this experimental feature. You can always disable this feature by re-running vmware-config-tools.pl.

    Would you like to enable VMware automatic kernel modules? [no]

    Thinprint provides driver-free printing. Do you wish to enable this feature? [yes]

    Disabling timer-based audio scheduling in pulseaudio.

    Detected X server version 1.13.0

    Distribution provided drivers for Xorg X server are used.

    Skipping X configuration because X drivers are not included.

    Creating a new initrd boot image for the kernel.
    Starting Virtual Printing daemon: done
    Checking acpi hot plug [ OK ]
    Starting VMware Tools services in the virtual machine:
    Switching to guest configuration: [ OK ]
    Guest vmxnet fast network device: [ OK ]
    VM communication interface: [ OK ]
    VM communication interface socket family: [ OK ]
    Guest filesystem driver: [ OK ]
    Blocking file system: [ OK ]
    Guest operating system daemon: [ OK ]
    The configuration of VMware Tools 9.2.3 build-1031360 for Linux for this running kernel completed successfully.

    You must restart your X session before any mouse or graphics changes take effect.

    You can now run VMware Tools by invoking “/usr/bin/vmware-toolbox-cmd” from the command line.

    To enable advanced X features (e.g., guest resolution fit, drag and drop, and file and text copy/paste), you will need to do one (or more) of the following:
    1. Manually start /usr/bin/vmware-user
    2. Log out and log back into your desktop session; and,
    3. Restart your X session.

    To use the vmxnet driver, restart networking using the following commands:
    /etc/init.d/network stop
    rmmod pcnet32
    rmmod vmxnet
    modprobe vmxnet
    /etc/init.d/network start

    Enjoy,

    –the VMware team
    「以上,vmware-install.pl からのメッセージ」

    [root@CentOS ~]# exit

    端末の窓を閉じる。

  37. CentOS を再起動する。
(Fig.01)Fig.01(Fig.02)Fig.02(Fig.03)Fig.03(Fig.04)Fig.04(Fig.05)Fig.05(Fig.06)Fig.06(Fig.07)Fig.07(Fig.08)Fig.08(Fig.09)Fig.09(Fig.10)Fig.10(Fig.11)Fig.11(Fig.12)Fig.12(Fig.13)Fig.13(Fig.14)Fig.14(Fig.15)Fig.15(Fig.16)Fig.16(Fig.17)Fig.17(Fig.18)Fig.18(Fig.19)Fig.19(Fig.20)Fig.20(Fig.21)Fig.21(Fig.22)Fig.22(Fig.23)Fig.23(Fig.24)Fig.24(Fig.25)Fig.25(Fig.26)Fig.26(Fig.27)Fig.27(Fig.28)Fig.28(Fig.29)Fig.29(Fig.30)Fig.30(Fig.31)Fig.31(Fig.32)Fig.32

 これで,CF-J10上で, CentOS6.4 を使用できる。まあ,ネットワーク関係とか,若干残っているコンフィグもあるにはあるが……