カテゴリー
Windows

本家のお世話-#17。(WordPressの再導入)

 「本家のお世話-14。本家のお世話-16。」はレンタルのホスティングサービスだと,会社側が提供する部分になる。もちろん,本当にサーバをレンタルしようと思ったら,やらなければいけないことは他にもたくさんあって,まだまだ先があるわけだが……

 しかし,我が家のサーバは単なる自分用サーバだから,このあたりでWordPressの再導入に入る。ここから先はレンタルでは,ユーザが扱う部分になる。WordPressのファイルをどこどこに移動するとか複写するとか書いてある場合は,レンタルサーバで ftp client を使って当該場所にアップロードするのと同等である。

  1.  wordpress-3.2.1-ja.zip をダウンロードして展開。
  2.  展開してできたwordpressフォルダの中身をドキュメントルートに移動する。このWordPressはあとでネットワーク化してマルチサイトとして使うので,専用のwordpressフォルダは作らない。
  3.  WordPressのマルチサイトではrewriteの機能を使うので,httpd.confを開いて下記の行をアンコメントする。
       LoadModule rewrite_module modules/mod_rewrite.so
  4.  ローカルのサーバ機上で独自ドメインを使用するために, C:WINDOWSsystem32driversetc のhostsファイルに次の1行(サーバ機のローカルIPアドレスと自鯖で使う独自ドメイン)を追加する。
       192.168.xxx.xxx   example.com
  5. Apacheを起動してから,ブラウザで下記にアクセスして,WordPressの設定を行う。   http://example.com/
    •  [設定ファイルを作成する]をクリック。
    •  [次に進みましょう!]をクリック。
    •  以下の項目を適切に設定したのち,[作成する]をクリック。基本的には,青枠の3つだけを変更すればよい。
      データベース名 wordpress WP を稼動させたいデータベースの名前。
      ユーザー名 example MySQL のユーザー名
      パスワード ******** MySQL のパスワード
      データベースのホスト名 localhost localhost のままで動かない場合、ウェブホストからこの情報を得る必要があります。
      テーブル接頭辞 wp_ 1つのデータベースで複数の WordPress を動かすときに変更します。
    •  [インストール実行]をクリック。
    •  以下の項目を適切に設定したのち,[WordPressをインストール]をクリック。この場合も,基本的には,青枠の3つだけを変更すればよい。
      サイトのタイトル ○○○○  
      ユーザー名 ×××× ユーザー名に使えるのは,半角英数字,スペース,下線,ハイフン,ピリオド,アットマーク。
      パスワード 使いたいものがあれば設定する。2回入力。 ここを空欄にすると自動的にパスワードが生成される。
      メールアドレス 管理用のメールアドレス 間違いのないように
      このサイトが Google や Technorati などの検索エンジンに表示されるのを許可する。 ワードプレス導入時に,テスト状態からインターネット上にあるときは,チェックを外しておいたほうがいい。テストが終わった時点で,ダッシュボードから変更できる。  
    •  [ログイン]をクリック。
    •  ログイン画面が表示されるが,本当にログインする前に,wp-config.php を開けて
      /* 編集が必要なのはここまでです ! WordPress でブログをお楽しみください。 */
      のすぐ上の行に下記を追加。このときに,この編集に間違ってもWindowsのメモ帳は使わないこと!!
         define(‘WP_ALLOW_MULTISITE’, true);
    •  先ほど設定したユーザ名とパスワードをフォームに記入し,青い[ログイン]ボタンをクリック。
    •  左のサイドバーのツールから,[ネットワークの設定]を選んでクリック。
    •  サブディレクトリ型をチェックし,ネットワークのタイトルを自分が望むものにして,メールアドレスに間違いがないか確認したのち,[インストール]をクリック。
    •  「ネットワークを有効化中」のページの記載に従い,1.2.3.の項目を間違いなく行う。
       ただし,ネットワークの作成-#3。で経験したことをもとに,作成した.htaccessにおいて
         # uploaded files
         RewriteRule ^([_0-9a-zA-Z-]+/)?files/(.+) wp-includes/ms-files.php?file=$2 [L]
      を RewriteEngine On のすぐ下の行に移動しておく。
       その後,下にある[ログイン]リンクをクリックして,ログインし直す。うまくログインできたら,ひとまずログアウトする。
カテゴリー
Windows

本家のお世話-#16。(MySQLの再導入)

投稿アップデート情報  追記(12/04)  追記2(12/14)

 MySQLを再導入する。MySQL Community Serverに行って mysql-5.5.18-win32.msi を落として,インストール。

  • Welcome to the MySQL Server 5.5 Setup Wizard の下の[Next]をクリック。
  • I accept the terms in the License Agreement にチェックを入れて,[Next]をクリック。
  • Custom をクリックしたのち,Location の MySQL Server 5.5 の部分を MySQL Server に変更し,[Next]をクリック。<<---この辺は好き好き。ここは,デフォに戻した。これを弄るとスクリプト関係でいろいろ弄らなくてはいけないところが出てきて,私のスキルでは対応しきれないようなので。
  • Ready to install MySQL Server 5.5 の下の[Install]をクリック。
  • MySQL Enterprise の下の[Next]をクリック。
  • The MySQL Enterprise Monitor Service の下の[Next]をクリック。
  • Launch the MySQL Instance Configuration Wizard のチェックは入れたままで,[Finish]をクリック。
  • Welcome to the MySQL Server Instance Configuration Wizard 1.0.17.0 の下の[Next]をクリック。
  • Detailed Configuration にチェックを入れたままで,[Next]をクリック。
  • Server Machine にチェックを入れて,[Next]をクリック。
  • Transactional Database Only にチェックを入れて,[Next]をクリック。
  • InnoDB Tablespace Settings は,そのまま[Next]をクリック。
  • Decision Support (DSS)/OLAP にチェックを入れたままで,[Next]をクリック。
  • Add firewall exception for this port にチェックを追加して,[Next]をクリック。
  • Best Support For Multilingualism にチェックを入れて,[Next]をクリック。
  • Include Bin Directory in Windows PATH にチェックを追加して,[Next]をクリック。
  • root のパスワードを設定しConfirmして,[Next]をクリック。リモートアクセスは許可しない。<<---この辺は自鯖のコンセプトで違う。
  • 次の画面で[Execute]をクリックすると,Configuration がスタートする。
  • Configration file created.
    Windows service MySQL installed.
    Service started successfully.
    Security settings applied.

    Press [Finish] to close the Wizard.

  • 上のメッセージが表示されれば成功,[Finish]をクリック。他のメッセージが出たら,各自対処すること。

追記(12/04):
 書き忘れたこと。
 MySQLには,いくつかPerlスクリプトのツールが付属しているのだが,これの1行目をWindowsのパスに合わせておかないと使えないのでここでやっておく。
 サイト用のデータベースとユーザの作成もここでやっておく。

  •  スタートメニューのショートカットから,「MySQL 5.5 Command Line Client」を起動。
  •  MySQLをインストール時に設定したrootのパスワードでログイン。
  •  WordPress用のデータベースとユーザを作る。
     create database wordpress;
     grant SELECT,INSERT,UPDATE,DELETE on *.* to example@localhost IDENTIFIED by ‘passphrase’;
     grant all privileges on *.* to example@localhost IDENTIFIED by ‘passphrase’;
     grant all privileges on wordpress.* to example@localhost IDENTIFIED by ‘passphrase’;
     flush privileges;

追記2(12/14):
 インストール時の「Add firewall exception for this port」なんだけれども,データベースにアクセスするのをサーバ機からだけにし,しかもWEBサーバもSQLサーバも同一LAN上にあるならば(自鯖の場合こういうことも多いと思う),チェックする必要はない。つまり,3306ポートを開放する必要はない。

 一概には,上記のように言えないようだ。サーバ本体として使っているPC上のファイアーウォールソフトの種類によっては,不具合が生じることもあるようだ。インストール時の3306ポート設定は,開放が無難。

カテゴリー
Windows

本家のお世話-#15。(Perl・PHPの再導入)

投稿アップデート情報  追記(2012/4/11)

  1.  さて,Perlの再導入。ActiveStateからActivePerl-5.14.2.1402-MSWin32-x86-295342.msi を落としてきた。すべてデフォルトでインストール。
     完了したら,コンソール(=コマンド プロンプト)を開き,
       >perl -v
     これで,バージョン情報などが表示されれば,正常。パスも通っていることがわかる。

     Apacheのhttpd.confを開けて以下を変更。
       AddHandler cgi-script .cgi をアンコメントし,.pl を追加。

     printenv.plを/Apache2.2/cgi-bin から G:/WEB/cgi-bin にコピーし,これの一行目を#!(ドライブ文字):/Perl/bin/Perlに書き換える。
     Apacheを起動して,ブラウザから, http://localhost/cgi-bin/printenv.plにアクセス。環境変数の一覧が表示されれば,Perl再導入完了。

     printenv.plはcgi-binフォルダから削除しておく。←セキュリティのため。
     

  2.  次は,PHPの再導入。
     サーバソフトが,Apache2系なので,PHP For WindowsからThread Safe版の php-5.3.8-Win32-VC9-x86.zip を落としてきて,ファイルを展開する。Thread Safe / Non Thread Safe の注意事項は,展開ファイル内のinstall.txtに書いてある。また,5.3.6からVC6でコンパイルされたものがなくなったので,現在の最新バージョン5.3.8についても,Apache.org版では使えない。 —->> 本家のお世話-#14。参照のこと。
     フォルダ名をphp-5.3.8-Win32-VC9-x86からPHPに変更し,Apacheと同じドライブにフォルダごと移動。ファイル名 php.ini-production を php.ini に変更して,カスタマイズ。
     書かれていることの大部分についてなるほどと思ったので,mbstring関連のカスタマイズ内容を「PHPの文字化けを本気で解決する」を参考に,少し変更した。うちの場合は,文字セットがUTF-8であるのははっきりしているので,detect_order は我が家用の順序になっている。

      デフォルト カスタム
    1 ;default_charset = "iso-8859-1" default_charset = "UTF-8"
    2 ; extension_dir = "ext" extension_dir = "(ドライブ文字):PHPext"
    3 allow_url_fopen = On allow_url_fopen = Off
    4 ;extension=php_curl.dll extension=php_curl.dll
    5 ;extension=php_gd2.dll extension=php_gd2.dll
    6 ;extension=php_mbstring.dll extension=php_mbstring.dll
    7 ;extension=php_mysql.dll extension=php_mysql.dll
    8 ;extension=php_mysqli.dll extension=php_mysqli.dll
    9 ;date.timezone = date.timezone ="Asia/Tokyo"
    10 ;sendmail_from = me@example.com sendmail_from = 自分のメールアドレス
    11 ;mbstring.language = Japanese mbstring.language = Japanese
    12 ;mbstring.internal_encoding = EUC-JP mbstring.internal_encoding = UTF-8
    13 ;mbstring.http_input = auto mbstring.http_input = pass
    14 ;mbstring.http_output = SJIS mbstring.http_output = pass
    15 ;mbstring.encoding_translation = Off mbstring.encoding_translation = Off
    16 ;mbstring.detect_order = auto mbstring.detect_order = UTF-8,ASCII,SJIS,EUC-JP,JIS
    17 ;mbstring.substitute_character = none mbstring.substitute_character = none

     今回は再導入なので既に済んでいるが,初めての場合は,(ドライブ文字):PHP にパスを通すのを忘れないこと。

     モジュール版での使用を可能にするために,httpd.confを開けて,
    DSO Supportの区画に,LoadModule php5_module "C:/PHP/php5apache2_2.dll" を追加。LoadModule はアルファベット順に並んでいるのでそのつもりで追加すればよい。

     <IfModule mime_module> 区画の最後に,以下の2行を追加。
       AddType application/x-httpd-php .php
       AddType application/x-httpd-php-source .phps

     </IfModule>の後に,php.iniの場所を指定してやるために以下を挿入。
       <IfModule mod_php5.c>
         AddType application/x-httpd-php .php
         PHPIniDir "(ドライブ文字):/PHP"
       </IfModule>

     ここで一応,コンソール(=コマンド プロンプト)を開き,
       >php -v
     これで,バージョン情報などが表示されれば,正常。パスも通っていることがわかる。
     

  3.  php.ini のカスタマイズで,extension=php_curl.dll をアンコメントしたので,cURL も再導入する。
     cURL for Win32 platformに行って,curl-7.23.1-devel-mingw32.zip を落としてきて展開。
     cURL for Win32 platformには,ずらっとさまざまなファイルが並んでいるので,初めてのときは,http://curl.haxx.se/download.htmlに行ってDownload Wizard を使ったほうが無難だと思う。
     
     展開したファイルの中から,curl.exeを(ドライブ文字):/PHPに移動。libeay32.dllは(ドライブ文字):/PHP 中に,よりタイムスタンプの新しいものがすでにあったので,一応そのまま。後で不都合が起こったら,curl-7.23.1-devel-mingw32.zip に含まれてたのに替えることにしようと思う。この2ファイルの置き場所は,パスの通ったところならほかのところでも構わない。
     
  4.  <?php phpinfo() ?> を記入したtest.phpを作ってドキュメントルートに置き,Apacheを起動して http://localhost/test.php にアクセス。phpinfoが表示されれば,導入完了。

     test.phpはドキュメントルートから削除し,php.ini で,次の書き換えをしておく。←セキュリティのため。
       disable_functions =  —–>>  disable_functions ="shell_exec, suexec, passthru, phpinfo"

追記(2012/4/11):
 PHP導入についての新しい記事を,本家のお世話-#28。本家のお世話-#29。に書いた。

カテゴリー
Windows

本家のお世話-#14。(Apacheの再導入)

投稿アップデート情報  追記(12/20)  追記2(12/25)  追記3(2012/1/2) …… 追記6(8/11)

 本家のお世話-#13。で導入したZoneAlarm10だけど,むかーし使っていたのとだいぶUIが変わっていて,どうも使いにくいなぁ。

まぁ,ボヤキは置いておいて,Apacheの再導入から始める。PHP5.3.6以降の関係があるので,ApacheはApache Loungeに行って,httpd-2.2.21-win32-x86-ssl.zipを落としてきた。apache.org版と違い,Apache Lounge版はMSIじゃなくてzip。今回は前のファイルをきれいさっぱり削除したので,地道に一からやらないといけない。ただし,Microsoft Visual C++ 2008 SP1 再頒布可能パッケージ (x86)のインストールは,済んでいる。

  1. まず,httpd-2.2.21-win32-x86-ssl.zipを展開する。
  2. こののち,apache.org版使用にもどることがあるかもしれないので,フォルダ名をorg版に合わせて,置き場所もProgram Filesにする。<<—この辺は好き好き。
  3. httpd.confのカスタマイズ。
    • ServerRootを2.でファイルを置いた場所に変更。
    •    <IfModule mpm_winnt_module>
      Win32DisableAcceptEx
      </IfModule>
      はどうしようかな。
      後で
      [warn] (OS 64)指定されたネットワーク名は利用できません。
      [warn] (OS 121)セマフォがタイムアウトしました。
      が出たときに追加するかなと思いつつも,一応入れておく。
    • ServerAdmin のメールアドレスを自分のものに変更。
    • ServerName をlocalhost:80に変更。
    • DocumentRoot を”G:/WEB/example” に変更。
    • DocumentRoot に合わせて,<Directory “G:/WEB/example”> に変更。
    • インデックスファイルを置き忘れたときに,ディレクトリ内がさらされることのないように,Options Indexes FollowSymLinks をOptions FollowSymLinks に変更。
    • .htaccessが使えるように AllowOverride None を AllowOverride directive-type に変更。directive-typeに使えるキーワードについては,AllowOverride ディレクティブを参照のこと。
    • DirectoryIndex に index.php を追加。
    • ScriptAlias を “G:/WEB/cgi-bin/” に変更。
    • ScriptAlias に合わせて,<Directory “G:/WEB/cgi-bin”> に変更。
  4. 一応,手動でApacheのテストラン。コンソール(=コマンド プロンプト)を開き,httpd.exe のあるディレクトリに移動。
    >httpd.exe

    ところが,コンソール上に[notice] Disabled use of AcceptEx() WinSock2 APIが表示され,以下のように同じエラーがWindowsのイベントログにも出る。
    ————————————————————————————————————————-
    イベントの種類: エラー
    イベント ソース: Apache Service
    イベント カテゴリ: なし
    イベント ID: 3299
    日付:     xxxx/xx/xx
    時刻:     xx:xx:xx
    ユーザー:   N/A
    コンピュータ: xx
    説明:
    The Apache service named reported the following error:
    >>> [xxx xxx xx xx:xx:xx xxxx] [notice] Disabled use of AcceptEx() WinSock2 API

    詳細な情報は、http://go.microsoft.com/fwlink/events.asp の [ヘルプとサポート センター] を参照してください。
    ————————————————————————————————————————-
    これは,Apacheとしては[notice]なんで,confのカスタマイズのときに入れたWin32DisableAcceptExが効いていれば起動時のログに出るのとイベントログにエラーが出るのは正常だけれども,イベントログにエラーで出るそれでクラッシュするのが変。で,下記のようにコメントアウトして,Apacheを再起動してみた。
    #<IfModule mpm_winnt_module>
    #Win32DisableAcceptEx
    #</IfModule>

    また,エラー。今度はソケットが使えない旨のエラーで,イベントログにもエラーとして記録されている。
    ————————————————————————————————————————-
    イベントの種類: エラー
    イベント ソース: Apache Service
    イベント カテゴリ: なし
    イベント ID: 3299
    日付:     xxxx/xx/xx
    時刻:     xx:xx:xx
    ユーザー:   N/A
    コンピュータ: xx
    説明:
    The Apache service named reported the following error:
    >>> (OS 10048)通常、各ソケット アドレスに対してプロトコル、ネットワーク アドレス、またはポートのどれか 1 つのみを使用できます。 : make_sock: could not bind to address 0.0.0.0:80

    詳細な情報は、http://go.microsoft.com/fwlink/events.asp の [ヘルプとサポート センター] を参照してください。
    ————————————————————————————————————————-

    いろいろ調べてみたら,どうもWinSockがおかしいみたい。というわけで,「Windows Server 2003、Windows XP、および Windows Vista で Winsock2 の破損を確認して回復する方法」というページを参考にやってみた。まずは,コンソールから netsh winsock reset を打ってみたんだけど,どうもよくならない。
    で次は,Microsoft Fix it 50203を使ってみたが,よくならない。結局,「手順 1: 破損したレジストリ キーを削除する」「手順 2: TCP/IP をインストールする」までやったら,ようやくノーエラーで起動できるようになった。
    何が原因かよくわからないが,WinSockのリセットでは「ウイルス対策、ファイアウォール、プロキシ クライアントなどに悪影響が生じるおそれがあります。」という記載があるから,逆も真なりで,ファイアウォールをZoneAlarm10にしたことが引き起こしたことかもしれない。

    ところで,初めのほうのDisabled use of AcceptEx() WinSock2 APIのエラーがイベントログに残ることについては,Winsockの破損とは,関係ないかもしれない。kazenokakasiさんが「Apache2.2.17で変更有り。」という記事を書いておられるのに,ググっているときに気づいた。  今日気づいたのだが,kazenokakasiさんのところは直リン禁止ということらしい。リンクからでは記事が読めなかった。ブラウザのアドレスバーにhttp://sitifukuzin.com/blog/?p=6021を記入して跳んでほしい。  追記4(2/15)
     今のWindows上のApacheには,
    <IfModule mpm_winnt_module>
    Win32DisableAcceptEx
    </IfModule>
    はいらないみたいだね。
    (12/25 消し線追加)

  5. 無事起動するようになったので,サービスとして登録する。コンソールでhttpd.exe のあるディレクトリに移動し,
    >httpd.exe -k install
    Windowsのサービス一覧でちゃんと登録されていることを確認。ApacheMonitorのショートカットを,スタートメニューのスタートアップに追加する。
    (注) Apacheのサービスの状況はタスクトレイのApacheMonitorのアイコンで確認できる。Start/Restart/Stop もここからできる。
  6. まあ,一応, http://localhost/ は確認しておいたほうがいい。もちろんドキュメントルートに index.html を作って入れておかないと,下記が表示されちゃうよ。
    Forbidden
    You don’t have permission to access / on this server.

書き忘れたが,httpd.confで使用している /WEB/example , /WEB/cgi-bin なんかは,該当場所に作っておかないと,Apacheがディレクトリがないよと言ってくるので,注意。

追記(12/20): 大事なことを書き忘れていた。
本家のお世話-#13。で導入したZoneAlarm10なんだが,重大な不具合があって使うのを止めた。どんな不具合かというと,Apacheを停止するとWindowsが勝手に再起動するというものだ。だいたい,一般クライアント用のファイアーウォールソフトをサーバ用に使おうというところに無理があるのはわかっているが,ウィルスバスターといいZoneAlarm10のFree版といい,ベンダ側はクライアント用のものはサーバ用としては使わせない方向で動いているようだ。ネットのマルウェアがどんどん進化しているせいだろうか。

ZoneAlarm10の使用を止める前に一応努力はしてみた。
apacheのメーリングリストでは,
linux の watchdog の機能と同じようなものが ZoneAlarm Free 10 にもついているのではないか。
という示唆をいただいた。検証してみると,Apacheが正常に停止せずpidファイルが残った場合は再起動が起こらないので,ZoneAlarm Free 10 にも同様の機能がついてそうだという感触を得た。他に,違うファイアウォールソフトを使った方がいい,あるいは,ZoneAlarmのサポートに聞いてみたほうがいいという意見もいただいた。使おうとしていた ZoneAlarm10 がFree版だったので,問い合わせは躊躇していたのだが,http://forums.zonealarm.com/ で調べてみたら,Zone Alarm Apache shut down conflictという書き込みがあった。それに対するモデレータの回答があって「サーバソフトのサポートはしていないので,他のセキュリティソフトを探してください」というものだった。

ということなので,ZoneAlarm10 Free Firewall をサーバのファイアーウォールとして使うことは断念した。

追記2(12/25):
今朝のログに
[warn] (OS 64)指定されたネットワーク名は利用できません。
[warn] (OS 121)セマフォがタイムアウトしました。
が出ていたので,やはり
<IfModule mpm_winnt_module>
Win32DisableAcceptEx
</IfModule>
を復活することにした。

  追記6(2013/8/11):
中途半端な場所に追記(汗)。
現時点でも,下記なしだと頻繁にハングが起こる。メッセージは,
「(OS 64)指定されたネットワーク名は利用できません。」
Apache2.4から,Win32DisableAcceptExの代わりにAcceptFilter Noneを使うことになったので,
<IfModule mpm_winnt_module>
AcceptFilter http none
</IfModule>
を入れている。

追記3(2012/1/2):
検索キーワードで「httpd-2.2.21-win32-x86-ssl.zipがダウンロードできない」というのがあって,なんだろうなとLoungeを見に行ったら,Apache 2.3.16 Release Candidateなんぞがあって,大分ページの雰囲気が変わっているし,表記が,httpd-2.2.21-win32-x86-ssl.zipじゃなくて,httpd-2.2.21-win32.zipになっている。「初めて落とすときは悩むよな」ということで,追記。
名称としてhttpd-2.2.21-win32-x86-ssl.zipはなくなっているので,代わりとしてはApache 2.2.21 Stableのhttpd-2.2.21-win32.zipを落とせばO.K.です。

追記5(4/11):
Apache導入についての新しい記事を,本家のお世話-#28。本家のお世話-#29。に書いた。

カテゴリー
Windows

本家のお世話-#13。(下準備-3)

投稿アップデート情報  追記(2012/1/1)

 前稿で「ここからは,Apache等のサーバソフトのアップデートにかかる。」と書いたんだが,考えたらウイルスバスターの件があった。
 2011から独自のファイアーウォールがなくなったウイルスバスターにおいては,「Windowsファイアウォールの保護機能を強化するファイアウォールチューナー」という機能がついたわけだが,これはWindowsファイアウォールをもとにしているので,動きが表面上よくわからず使いにくい。どうせなら,バスター自体の使用をやめるかということも考えたのだが,サーバ以外は「ウイルスバスター・クラウド」+「ファイアウォールチューナー」でも問題ないし,バスターの有効期限が来年の7/31まであるし,というわけで,ファイアーウォールにはZoneAlarmのFree版を使うことにした。

 でもって,http://www.zonealarm.jp/security/ja/free-upgrade-security-suite-zonealarm-firewall.htmのFree版を拾いに行ったんだけど,日本語版へのリンクが切れていた。で,日本語版でないなら,かばさんのところから落としたほうが使いやすいやということで,zaSetup_101_065_000.exeを落としてきた。

 ウイルスバスター2010のパーソナルファイアーウォールを無効にして,Windowsファイアウォールのみ有効の状態で,zaSetup_101_065_000.exeをインストールして,k本的に無料ソフト・フリーソフトのZoneAlarmのページを参考に基本的な部分だけ設定。後は,サーバに対しての設定だから,サーバソフトをアップデートしながらぼちぼちやっていくつもり。

 上のことが済んでから,ウイルスバスターを2012クラウドにアップグレード。いつものことながら,SpywareBlaster・Spybot – Search & Destroy・Malwarebytes’ Anti-Malwareはひとまず,アンインストール。そうしないとアップグレードできないからね。アップグレード後,SpywareBlaster・Spybot – Search & Destroy・Malwarebytes’ Anti-Malwareをもう一度インストール。ついでに,サーバ内をフルスキャンしておいた。何も見つからなかったけど。

追記(2012/1/1):
 実は,本家のお世話-#14。の追記に書いたことのせいで,ZoneAlarm10のFree版を使うのはあきらめた。ということで,現在サーバ機のファイアーウォールとしては,COMODO Firewall Free Versionを使っている。

カテゴリー
Windows

本家のお世話-#12。(下準備-2)

 下準備と書いたが,どこまでが下準備かね。
 
 Movable Type関係をすべて削除する。

  • ディレクトリMTOSを削除。
  • ディレクトリmt-staticを削除。
  • Movable Typeで作られていた「o6asan’s soliloquy.」用のディレクトリBLOGを削除。
  • Movable Typeで作られていた「お問い合わせ」用のディレクトリcontactを削除。

 ここまでやってから,「WordPressに一本化したわけだから,自鯖帰宅後も使うつもりのawstats以外はいらないじゃん」と改めて認識(何をやってんだか)。というわけで,これ以外のドキュメントルートのディレクトリを削除した。

 ここからは,Apache等のサーバソフトのアップデートにかかる。改めて設定を見ていこうと思っているので,いろいろ起こりそうだなぁ。

カテゴリー
Windows

本家のお世話-#11。(下準備-1)

 XREA+との契約が切れる日が近づいている。切れたら延長すればいいようなものだが,初めの腹積もりではそれまでには自鯖に戻すつもりだったから,一応努力はしてみよう。一本化したブロクを戻すだけなら,WordPressを新規にインストールしてネットワーク(マルチサイト)化すればいいだけなんだが,この際,サーバ上の不必要なソフトは整理しようと思っている。サーバ上には,使わないソフトは置いておかないほうがいい。

 まず,一番目がXmail Server。
 自メール鯖を使うためにBBIQの固定IPアドレスを使ってきたんだけど,諸般の事情でこれをDDNSに戻そうと思っている。@o6asan.comについてはXREAのサービスを続けて使うつもりなので,Xmail Serverはアンインストールすることになる。アンインストールといっても,インストールが手動だから,アンインストールも基本は手動なわけで,関係するディレクトリを削除し,Apacheのhttpd.confを書き換えるだけなんだが,忘れてはいけないのはサービスの削除。
 これ,XMailCFGあたりのどこかに記載があるのじゃないかと思うが探し出せなかったので,「Sc.exeを使用してWindowsサービスを作成する方法」 を参考に,手動で削除する。

  1. Windowsでのサービス名を確認,ついでにサービスを停止する。→サービス名はxmailだった。
  2. コンソールから,C:>sc query xmail。エントリされていることを確認。以下のようなメッセージが出た。
         SERVICE_NAME: xmail
            TYPE               : 10  WIN32_OWN_PROCESS
            STATE              : 1  STOPPED
                      (NOT_STOPPABLE,NOT_PAUSABLE,IGNORES_SHUTDOWN)
            WIN32_EXIT_CODE    : 0  (0x0)
            SERVICE_EXIT_CODE  : 0  (0x0)
            CHECKPOINT         : 0x0
            WAIT_HINT          : 0x0
  3. コンソールから,C:>sc delete xmail。次のメッセージが表示される。
         [SC] DeleteService SUCCESS
  4. Windowsでのサービス名を確認に行くと,確かに消えている。

 次は,「ArgoSoft MailServer(Freeware)からXMailServerへ。」で作ったディレクトリを削除する。

  1. ディレクトリXMailCFGを削除。
  2. ディレクトリxmaiを削除。

 さらにhttpd.confのXMail関連の項を削除。perlは別で使う予定があるし,aliasも作っていなかったので,関係あるのは次のところだけだった。

    <Directory "G:/wwwroot/XMailCFG/cgi">
      Options +ExecCGI
      Order Allow,Deny
      Allow from 127.0.0.1
    </Directory>

 これで,Xmail Serverの削除は完了した。

 さて,次はImageMagick 6.7.1 Q16をコントロールパネルのプログラムの追加と削除からアンインストール。MovableTypeでCAPTCHA表示のために使っていただけなのでいらないと思うんだ。Windowsを再起動しても,Pathから「C:Program FilesImageMagick-6.7.1-Q16;」が消えないので,これを手動で削除する。

 これで,ImageMagickの削除も完了。

カテゴリー
Windows

FFFTPの話。

 曽田さんのところで,「FFFTP開発終了のお知らせ[2011/8/31]」がありまして,「そうかぁ」と思っておりましたら,一昨日づけで下記のお知らせがあっていました。
       ——————————————————————————————-
        有志の皆さんの手によって、FFFTPが改版されています。素敵です。
        今後は以下のページをワッチされるとよいと思います。
        SourceForge.JPのFFFTPプロジェクト
       ——————————————————————————————-
 曽田さんご自身がおっしゃっているように,素敵だと思います。「感動の再会。」のところでも書きましたが,有志の方の行いは本当にありがたい。もちろんこれが可能なのは,原作者が緩やかなライセンスでソースを公開してくださっているからに他なりません。
 FFFTPは修正BSDライセンスですし,ディスクミラーリングツールの場合は,ソースファイルそのものを原作者のサイトからダウンロードすることができ,かつ,扱いには何も条件は付いていないようです。

 「フリーソフトウェア(自由なソフトウェア)」というのは,みんなそういう方たちのおかげで私たちの手を渡っているということなんですね。おっきなところでは,OSのLinuxなんかもそうですね。

 ところで,上記のお知らせはなんで気づいたかというと,Twitterでmiraicorpさんが
       ——————————————————————————————-
        FFFTP 1.98のHistoryに「Unicode依存文字(中国語など)を含むフ
        ァイル名を扱えるようになりました。」とか書かれていて面食らっ
        た。どこから突っ込みを入れたらよいのか分からない。
       ——————————————————————————————-
とつぶやいておられたので,曽田さんのところを見に行きました。FFFTPの新バージョンというよりも「えっ,曽田さんにそんな突っ込み」と思って。突っ込みの相手は曽田さんではありませんでしたねぇ。(笑)

カテゴリー
Windows

骨折り甲斐は,あった?!-#2

 「骨折り甲斐は,あった?!」の第2弾。
 話は前後するが,如何に接続速度が低いとはいえ,ノーセキュリティでネットをするわけにはいかないので,何らかの対策ソフトがいる。ましてやWin2000はサポートが終わっているから,セキュリティバクがあってもパッチはでないし。ウィルス対策は,以前と同じように,Avira AntiVir Personal – Freeを使用。困ったのは,ファイアーウォール。ずっとZoneAlarmのフリー版を利用させてもらっていたんだが,バージョン8.0からWin2000のサポートが無くなっている。モバイルで,当然ルータなんかないから何か考えなくてはということで,Ashampoo® FireWall FREEを使うことにした。私と同じようにこれを使おうと思う方は,ライセンスキーがいるので,ダウンロード後取ってください。
 さて,デフォルトブラウザは,兄貴より僅かばかし軽い気がするので,FireFoxの弟版のSeaMonkeyにした。で,これに例のNoScriptをインスト。
 接続速度がこの程度(いいときでせいぜい1Mbps)で,プロセッサがCrusoeのTM5800(933MHz)で,メモリが512MB(しかもこれで一杯一杯)では,まともな動画閲覧はそうそう望めないけれど,できるようにだけはしておきたい。YouTubeはSeaMonkeyで問題ないんだが,GyaoはSilverLightをインストールしなくてはいけない。ところが,CrusoeはSSE命令セットをサポートしていないので,SilverLightが使えない。というわけで,GyaoはIE6で見ないとしようがないのだが,Win2000で見るためには,AdobeFlashPlayerの最新版がいる。ところがさ,Adobeの公式サイトからだと,Win2000が災いしてAdobeFlashPlayer10がダウンロードできない。これ,公式サイトが厳密にOSを判定しているだけで,AdobeFlashPlayer10のファイルがありさえすれば,インストールに何も問題ないんだよ。そこで,いつもの「カバさんファイル」からinstall_flash_player_ax.exe(IE版です)を落としてインストール。ついでにinstall_flash_player.exe(NON-IE版です)も入れておく。さすがに,フルバージョンの映画は駒落ちでひどかったけど,Gyaoのおすすめ動画,「シンシンとリーリーとかわいい動物たち(上野動物園パンダ編)」程度だと,回線の調子のいいときなら,まあまあだった。
 Gyaoだけいちいちブラウザを変えるのも面倒なので,IETabというアドオンをSeaMonkeyに入れてやろうと思ったけど,最新バージョンのIETabはWin2000では動かないし,Win2000で動くVer.1.85はSeaMonkey2.1で動かないしで,挫折。仕方ないか。
 あとは,IMEに関してだが,ATOKなどは持っていないので,Microsoft IMEなんだけど,Microsoft Office IME 2010になってお利口さんになっているので,これを使いたい。しかし,これはWin2000をサポートしていない。でも,これをできるようにしてくださった方がいる。黒翼猫さんです。こちらの「IME2010正式版リリース&最新辞書とWin2000」を参考にインストール。これ結構面倒だが,その甲斐はあるよ。

 おしまい。

 ところで,4月から楽しみに見てきたNHKの「にっぽん縦断こころ旅」が24日(金)で終わった。その関連無料動画をT93Bで見てみた。これGyaoなんだけど,これくらいの画質の動画だと上記のスペックでもまあまあ見られるネ。

カテゴリー
Windows

骨折り甲斐は,あった?!

 仕事を辞めてうろちょろするようになったので,モバイル機がほしい思いが募る。といって,毎日ものすごく使うわけでもないので,新しく買うのもチト気が引ける。それ用の電話代だけでも結構かかるのにね。
 田舎のこととて,モバイルとなるとやはりDoCoMoが強い。ほかのは,いまだにダメなんです。というわけで,Windows2000のサポートが終わってからLINUXを入れていろいろやっていたLooxT93Bを,バックアップで元に戻してオンラインにしてみた。何でLINUXのまま使わないかというと,手もちのカード型FOMA-M2501がどうしてもうまく動かせなかったからだ。で,つないでみたら相変わらず,遅い。T93BにはもともとはWindowsXP Home Editionが入っていたのだが,サポートの終わっているのでは,Win2000もWinxpHEも同じで,CrusoeはなんでかXPだとホント遅いんだよね。ほかのにのっけてるより余計そう感じる。  勘違いにつき消し線を追加。WinxpHEのサポートは2014年4月8日まで延長されてました。ゴメン。(2012/1/4追記)
 DoCoMoの状況を調べてみたら,いつの間にかうちのへんもHigh-Speed対応エリアになっていた。これさ,「FOMAハイスピードエリア内であれば、受信時最大14Mbps、送信時最大5.7Mbpsの高速パケット通信が可能になります。」ってことなんだけど,いろいろ条件があって,もともとM2501の場合は,「受信時最大3.6Mbps/送信時最大384kbps」という機種。で,測ってみたらこの状態。
      ブロードバンドスピードテスト 通信速度測定結果
      http://www.bspeedtest.jp/ v3.0.1
      測定時刻 2011/06/24 17:53:06
      回線種類/線路長/OS:モバイル回線/-/Windows 2000/-
      サービス/ISP:-/-
      サーバ1[N] 253kbps
      サーバ2[S] 448kbps
      下り受信速度: 440kbps(448kbps,56kByte/s)
      上り送信速度: 80kbps(80kbps,10kByte/s)
 一応,M2501については,2007年にHigh-Speed対応ドライバが出てて,T93Bにもちゃんと入っている。しかし,見てみるとモデムのスピードが,115.2Kbpsのまま。定額サービスを使うのには,ドコモコネクションマネージャというソフトがあって,これを使ってくださいということなんで,まずはこれのバージョンを上げてみた。T93Bのバックアップに入っていたのはver.3.1.1だったが,新しいのを落としたら,4.1.1になっていた。で,これでつないでみた。セットアップのときにHigh-Speedに最適化しますみたいなのが出るんで,いいかなと思ったんだが,結局やはり115.2Kbpsのまま。設定のためにアクセスしているときは460.8Kbpsになってたんだよ。けど,終わってから通常接続したら,115.2Kbpsに戻ってるんだ。どこか弄る必要があるらしい。あるいは,アクセスポイントを変えるとか。それから,M2501 HIGH-SPEEDというページに,ユーティリティがあるが,これは,音声電話の契約をしていないと使えないようで,弄れる設定が全く見当たらなくって駄目だった。
 でさ,High-Speedが始まったころ(2007年4月)に出たfoma_pcset_4.0.0.exeを落としてやってみた。「かんたん設定」ではつながらなかった。「通信設定最適化」でHigh-Speed対応で最適化してやる。これ,どうやらRwinやMTUを弄っている模様。
 プロバイダはmoperaなので,「接続先(APN)設定」で,http://www.teigaku-docomo.net/apn/(ページが変わって古い説明がなくなった模様)の記載に従い,mopera.flat.foma.ne.jpにつないでやったが,つながらない。参ったなぁと思いながら,一番近そうなN2502のページ(古い説明はなくなった模様)を見ていたら,「PDP-Type PPPを選択します」と書いてあるじゃないですか!! M2501のデフォは,「IP接続」になっていたんだよ。いつ変わったんだろう。書き換えてつないだら,つながった。これ,他の人でやろうと思う人は,APNのCidを間違えないようにね。Cidで電話番号が変わるから,間違えると従量でとんでもない電話代を取られる恐れがある。
 モデムのスピードをみたら,460.8Kbpsになっていた。もっと早くできないのかなと思って,モデムの構成から,最高速度を見に行ったら,921.6Kbpsがあったのでこれにした。こうやって書くと簡単だけど,ホント情報に乏しいね。手こずった。再度,測ってみたら,こうなった。もっとも,安定してこのスピードが得られるわけではないけど。
      ブロードバンドスピードテスト 通信速度測定結果
      http://www.bspeedtest.jp/ v3.0.1
      測定時刻 2011/06/24 20:02:38
      回線種類/線路長/OS:モバイル回線/-/Windows 2000/-
      サービス/ISP:-/-
      サーバ1[N] 383kbps
      サーバ2[S] 1.04Mbps
      下り受信速度: 1.0Mbps(1.04Mbps,130kByte/s)
      上り送信速度: 460kbps(462kbps,57kByte/s)
 骨折り甲斐は,あったというべきかなぁ。この話には続きがあるんだが,長くなるのでこの辺で一度切ることにする。
 
 
追記(7/5):
 書き忘れていたけど,「通信設定最適化」でHigh-Speed対応で最適化してやると,MTU=1500,Rwin=96360になるようだ。
 T93BのDOS窓から, ping -f -l [パケットサイズ] -n 1 [ホスト名 or ホストIP] を打ってやると,[パケットサイズ]=1472までは,普通に Reply from [ホスト名 or ホストIP]: bytes=1472 time=xxxms TTL=xx が戻ってくる。[パケットサイズ]=1473にすると, Packet needs to be fragmented but DF set. が戻ってくるから,ヘッダのことを考えると, 「1472(データ・サイズ)+8(ICMPヘッダ)+20(IPヘッダ)=1500bytes」 となって,MTU=1500でいいことがわかる。
 Rwinのほうは MSS=MTU-[TCP/IPヘッダ]=1500-40=1460 の66倍になっている。「通信設定最適化」がなんで66倍にするのかは,不明。