カテゴリー
Windows

KeyPasoに手持ちのVista Businessを入れてみた。

The same article in English
投稿アップデート情報  追記(3/19)  追記2(2014/10/16)

 KeyPaso に手持ちの Windows Vista Business を入れてみた。 KeyPaso は昔クイックサンで買ったもので紹介では Elite II と書いてあった記憶があるのだが,今回調べてみたら, Elite 4 みたいだ。

 KeyPaso は茶の間の PC として使っていたのだが,動画を見るときにフリーズばかりで使用に堪えないので,お払い箱にした。しかし,まだ動く。これを自分用の動画見 PC にしようと思って,弄ってみた。 Windows XP は 2014/Apr/8 UTC まででサポートが終わるので, OS は手持ちの Windows Vista Business に変えた。 VIDEO & GRAPHICS については, Built-in にしても RADEON 9200 SE PCI にしても力のなさは否めないが, RADEON には TV-Out があり, Built-in にはないので,ディスプレイの関係で入れ替えるというか, Built-in を無効にして, RADEON のほうを使うことにした。

 スペックはこんなものである。
 

 
インストールされた OS Windows XP Professional SP3 Windows Vista Business SP2
CPU Intel(R) Celeron(R) 2.40GHz (Northwood-128) Socket 478 mPGA
メインボード SiS-650
メモリ 2GB (1GBx2) PC2700 DDR SDRAM(166 MHz)
システム BIOS Phoenix Technologies LTD ver. 6.00 PG 2003/04/04
VIDEO & GRAPHICS Built-in SiS651 RADEON 9200 SE PCI
ネットワーク SiS900 NIC
オーディオ SiS 7012 Audio Device
USB 2.0 SUPPORT USB 2.0 ポート 4個
iLINK IEEE-1394 1394 ポート 2個

 クリーンインストール後にデバイスマネージャにあった黄色の「!」マークは SiS 7012 Audio Device についての1個だったが,これ用の新しいドライバは存在しないようだった。最終的に Windows XP (x86) 用の a12112d.zip で使えることがわかった。インストール後も,互換性ナンチャラのメッセージが出るけど,無視。

 電源オプションは「高」,お約束の Aero は off ,なにしろエクスペリエンス インデックスのグラフィックスの値が 1.9 なんだもの。解像度は,茶の間の 50インチモニタとは違うので最低の 800×600 を選択。状況は,かなり改善したが,まだ,フリーズする。結局, RADEON 9200 SE PCI のドライバをあきらめて標準 VGA グラフィックアダプタのドライバにしたら,どうにか落ち着いた。書き忘れるところだったが,インストール前に,ファンやCPUの掃除はした。

 というわけで, KeyPaso は,今,寝室にある。まあ,満足。

追記(3/19):
 VL-17VS2 を使おうと,努力した話を書いたので,興味があれば,そちらもどうぞ。「富士通 30 ピン ディスプレイ コネクタ —>> DVI-D。

追記2(2014/10/16):

 昨日の Windows Update 後,突然音跳びするようになった。ドライバは,昨日までは a12112d.zip 由来のものを使っていた。最終的には,どこで手に入れたか忘れた,すごく古い Avance AC’97 Drivers for SiS を入れたらよくなった。どこで手に入れたかはっきり覚えてないが,古さから考えると, KeyPaso についてたドライバ CD のものじゃないかと思う。

カテゴリー
everyday life

45φの手すり用ブラケット。

図1 折れたブラケット
図1 折れたブラケット
 先月半ばに,階段の手すり用ブラケットが折れた(図1)。朝,寝起きで下りるところだったので,落ちるかと思った。木製の長い手すりを上下の2か所でしか止めていないもので,下のブラケットに大きな負荷がかかっていたのだろう。それでも家を建て直したときに着けたものだから,かれこれ20年にはなる。

 それから,つけかえようと思ってあちこちのホームセンターを見て回った。あんまり熱心にやったわけではないが,4軒くらい回ったかな。で,わかったことは,45φの手すり用ブラケットは,うちのあたりのホームセンターでは,どこにも売っていないということだった。

図2 45φブラケット
図2 45φブラケット
 家を建てた工務店に言えばいいんだけど,どっかであれば自分でやったほうが早いしと思っているうちに,月が替わってしまった。

 そうだ,通販があるじゃんと思ったのは,11月に入ってからだった(汗)。しかし,ネット上でも少なかったよ。おうちまわり.COM というサイトでやっと見つけた(図2)んだが,助かったと思ったね。送料込みで ¥1,576。注文したのが,4日の夜。11日の昼指定で頼んだんだが,どういうわけか,昨日の午後届いた。今回はうちにいたからよかったけど,指定日に来ないと本当は困る。しかし,田舎のせいかもしれないが,指定時間じゃないことは,うちのあたりではよくあるのだ。もっとも,日まで違うのは珍しいが。

 何はともあれ,取り付けた。ぴったり。よかったよかった。

カテゴリー
everyday life

ノートのお掃除 (LC5505D)。

The same article in English
 昨日,ノート (PC-LC5505D) のお掃除をした。
 これは, NEC LaVie C シリーズのやつで,この間まで臨時サーバに使っていたものである。臨時といいつつ, 2012.4.14 から 2013.8.01 まで働かせちゃったんだけど(汗)。今は,茶の間で,古ーい KeyPaso (これ,その昔クイックサンで買ったものだが,元は cybernetElite II Elite-4 らしい) の代わりに使っているのだが,こないだうちからファンの音がうるさくて,埃だらけだし,ちょっと,掃除してやろうと思い立った。

  1. 何はともあれ,裏返してバッテリを外し,ねじを外す (Fig. 1)。英語ブログと,表が共用なので,キャプションが英語のままです。すみません。
  2. もっ一回裏返し,パームレストユニットを外す (Fig. 2)。裏で,タッチパッドリボンケーブルが本体とつながっているので,注意深く (Fig. 3)。
  3. キーボードも外す。これも,リボンケーブルがあるので,気を付けて (Fig.3)。
  4. ファンとご対面。まーっ,すごい埃だよね (Fig 4)。 Ha-ha.

(Fig. 4) Dusty fun
(Fig. 4) Dusty fun

 地道に丁寧に掃除をしてやってから,元の姿にお戻りいただきました。
 これをヒントに同じことをやろうと思う方,何よりもまず,手をきれいに洗ってから取り掛かってくださいね。それに,埃取りにブラシとか掃除機とか使う場合は,くれぐれも静電気に,ご留意。よくするつもりで開けたのに壊したら元も子のないからねー。

 掃除の後,何となく,よくなったような感じるけど,単に自己満足による気のせいかなー。 (^_^;)

(Fig. 1) Remove screws
(Fig. 1) Remove screws

(Fig. 2) Slide the palmrest assembly
(Fig. 2) Slide the palmrest assembly


(Fig. 3) Ribbon cables
(Fig. 3) Ribbon cables
カテゴリー
everyday life

こんなんがこれになったヨ。

 何が何になったかというと,右の図のようになったってこと。

 では,地道に説明していく。いっぺんに全部書くから長いです(笑)。

 実は,今年の夏ごろに,うちの年寄りの寝室のテレビの音が,聞こえなくなった。本人,「聞こえなくなった」と言っただけで別に何の要求もしないので,放っておいた(大概,いい加減-汗)。ところが,ぼちぼち寒くなりだしたら,「音が壊れてるんだけど」と再度アピールが来た。冬になると,朝,寝床から起きて茶の間に直行するのは,寒いから嫌になってきたらしい。部屋が暖まってからおもむろに起きてくるわけ。「電器屋さんに連絡すれば」と冷たいことを言ったのだが,実際はまあ私が電話した。

 昔からの付き合いの電器屋で電話をしたらすぐに来てくれる。テレビもそこから買ったもので,PD-42MW2という2002年ごろのやつ。当然地デジには対応していなくて,DT35というマスプロのデジタルチューナーをつけて使っていた。

 調べてくれて,「部品がないかもねぇ」と言いながら問い合わせてくれるということで,帰っていった。で,結局,部品はなかった orz。

プラ容器アンプに変身
プラ容器アンプに変身

 電器屋は買い替えのためのカタログを持ってきてくれたのだが,どう考えても,もったいない。DT35は2009年にネットショップで買ったから,まだ,3年しかたっていない。買い替えとなると,DT35は出番がなくなる。今時,テレビっていうのは,漏れなくデジタルチューナー込み(つまり,内蔵)で買う羽目になるようだから。当たり前か。

 PD-42MW2 の画面はバッチリ映る。2回も足を運んでくれた電器屋には申し訳ないが,なんか方法はないだろうかと考え始めた。音が出なくなってから,故障はテレビのほうと決めつけて,チューナーを全く調べていなかった。電器屋には,申し訳なくてそこまで頼まなかった。彼のとこで買ったもんじゃないしネ。もし,故障がチューナーのほうなら,まだ,修理が可能なはずだし,やっぱりテレビの音の故障だったということであれば,チューナーから音が取り出せるかもしれない。

 チューナーの音声出力は赤白のRCA端子だったが,変換オーディオコード(ピン2-ステミニ)+中継アダプター(ステミニジャック-ステミニジャック)+インナーイヤーヘッドホン(音量調節付)でつないでみると,聞こえた!!! 結局故障はやはりテレビのパーツのほうだったわけだが,聞こえたときは,「やった」と思ったね。

 しかし,ここで問題発生。本人に使わせてみると,「聞こえない」と言う。老人性難聴という難敵を忘れていた。長い付き合いなので,悪いなと思いながらも,例の電器屋に手だてを聞いてみた。ちゃんとアンプを買うと結構な値段がするという。ミニコンポのアンプなら使えると言われたが,我が家に1台しかないコンポ(アンプは,PIONEER A-X900,確か80年代半ば製と思う)は,いまだ我が部屋で現役だ(汗)。

 ここで,juneさんのところ掲示板(転載)に「何かいい方法はないでしょうか」というSOSの書き込みをした。「ラジカセはどうですか」と「LM380を使ったパワーアンプ自作(リンク先のサイトがなくなったようです)というのは,どうですか」という2種のサジェスチョンを,juneさんとFHさんからいただいた。

 自作というのは,敷居が高いのでひとまず置いておいて,1台だけ残っていたラジカセで試してみた。いいアイデアだと思ったんだが,うちにあったやつは,録音状態にしないと音がモニターできない仕様でダメ。何か代わりになるものはないかなあと,ガラクタ置き場を見直していて,使わなくなっていた14型のアナログテレビが目についた。確か音声は生きていたはずとつないでみたら,十分聞こえる。

 その後,FHさんから「昔のパソコンについていた外付けスピーカーのアンプの入っているほうを使う,というのはどうですか」という案をいただき,手持ちのPCスピーカーがないことを書き込むと,juneさんから「遊んでいるのがありますよ」というありがたいお返事をいただいた。しかし,まずは,リアルの知人に使っていないPCスピーカーを聞いてみることにし,当面は古テレビの利用でしのぐことに決めた。

 10日くらいで,リアルでのPCスピーカー入手は無理ということが決定したのだが,ここまでの過程で,PCスピーカーのスピーカーを外して,その基板をアンプとしてのみ使うことを思いついた。そうすれば,自分でアンプを組まないで済む。それに,スピーカーがあれば当然音が聞こえるが,ということはイヤホンジャックが抜けると,難聴の人間が聞くために最大にしている音量で,イヤホンを通さないものが響き渡るわけで,これは使っている本人にしても心臓に悪い。寝室ではイヤホンしか使わないので,スピーカーはないほうがいいのだ。

 そんなわけで,結局,juneさんのご厚意に甘えることになったのだが,送ってくれる前に,juneさんはPCスピーカーを分解し,FHさんのご指導で,外す予定のスピーカーと並列に,100Ωの抵抗器を入れた状態にしてくださった。なにしろ,私が半田ごてを持っていないもので(汗)。しかし,今回PCスピーカーを受け取った後,都合でスピーカージャックを外すのに一苦労したから,こういう機会があるなら,半田ごても持ってたほうがいいかもと思う。

 juneさんは一度ばらしたものを,再度,組み立てなおして送ってくださった。pmで,スピーカーネットを取り外すと,4本ねじがあるということも知らせてくださったので,簡単に開けられた。早速,スピーカーを外して,自分の耳でイヤホンによる音量チェックをしてみた。使用者本人のチェックではないが,十分聞こえそうだ。
 

 基板を外してみたら,100mm x 70mm 位しかない。スピーカーを使わないなら,もっと小さい入れ物にしたい。「タッパー」のようなものを使うといいというFHさんのご指導があったのを思い出して,台所の戸棚の中をひっくり返して,初めの画像のプラ容器に決めた。この容器,確か頂き物で保存日が示せるようになっていたりと,しゃれた入れ物なんだが,あまり使っていない(爆)。おかげで新品ではないのに,新品みたいだった。

 うまいことに,中に水切りがついていて,これをくり抜くと基板の固定台に使えそうだ。図1のようにまずは穴を頼りに切り落とし,その後できるだけ裏側の配線に当たらないように穴の形を整えた。

 次に,図2のように左側のスイッチが台からできるだけ飛び出すように,固定した。じかに置くよりも,基板の下にしっかり隙間ができるので,いいんじゃないかと思った(素人の思うことだから,当たってるかどうかは保証しないヨ)。図2の青丸は,元々スピーカーがつながれてた位置に入れてもらった抵抗器(多分,100Ω - カバーはめくってみなかったが)。赤丸のところは,左スピーカー出力用のジャックがついていたが,これがあると,ケースにもう一つ余分に穴を開けなくてはいけないので,無理やり外した。外しながら,基板を割ったり裏側の配線を切ったりしないかと心配だったが,結果オーライ。が,冷や冷やしたヨ。

 図3が台ごと基板を固定したところである。容器の角が丸いので水切り台も角が丸い。基板の左側の両角をニッパーで少し切り落とした。容器の4つの穴は,なんでかうちに電動ハンドドリルがあったのでそれで開けて,あとはカッターで整形した。スイッチが回せるように思い切り左に寄せて固定したんだが,基板も容器も自作でない悲しさ,右側の電源・イヤホンジャックが穴に届かない。まぁ,今回の用途ではこの2つは抜き差しする必要がないので,穴をキチキチに開けて鞘までグリグリと押し込んで済ませた。これでかえって抜け防止になるし,ホコリも少しは防げるだろうから,一挙両得,自己満足(大笑)。

 で,図4がふたを閉めたところ。電源コードと抵抗器をつないだところはぶらぶらするので,基板に触れないように絶縁テープでふたの裏に貼り付けた。

 図5が設置したところ。容器が白なので,暗いところだと穴なしでも十分LEDの明かりが見える。使用者本人に試させたところとてもよく聞こえるということで,バンバンザイ。この大きさだと,ベッドのヘッドボードにおけるので,寝たまま操作できるのがいいと気に入ってくれたようだ。頭の上に落ちても大丈夫なくらい軽いしネ。先の古テレビ代用アンプは面倒なので,2回くらいしか使わなかったといわれた。出来上がったのがちょうど本人の誕生日だったので,これを今年のお祝いにした(エへへ)。

図1 台
図1 台

図2 枠に結わえる
図2 枠に結わえる

図3 結構うまくはまった。
図3 結構うまくはまった。

図4 ふたを閉めると
図4 ふたを閉めると

図5 設置してみた
図5 設置してみた

 頂いたPCスピーカーは,BostonBA265である。juneさんの掲示板の転載許可をいただいたので,掲示板でのやり取りスピーカーの分解写真のページを載せてある。そちらもご覧ください。

 juneさん,FHさん,お世話をかけました。ありがとうございました。m(_”_)m

カテゴリー
everyday life

ウォシュレット-#4。(最終報告)

 本題に入る前にお約束を書いておこう。「ウォシュレット-#2。」「ウォシュレット-#3。」を読んでくださった方は,またかと思うだろうが,ご容赦ください。
 TOTOのパーツセンターの注意書きに,朱書きで次の文章が書いてある。この注意書きは,販売できないことしか謳っていないが,販売しないということは,言外に,ユーザーがこれらの修理に手を出すことは認めないし,何かあっても関知しないということ言っているのである。今からこのブログで書くことを,メーカーは勧めていないし,何かあったときにも賠償はしてくれない。当サイトも,同じ方針である。やってみようと思う方は,あくまでも自分の責任で行なうようにお願いする。

  • お客様へ末永く安全・安心にご使用いただくために、お客様での修理・交換が出来ない部品(例:ウォシュレット・給湯機等の内部部品や電装部品)に関しましては、販売ができません。あらかじめご了承願います。

 さて,本題。  (ところで,この部分は電右衛門さんの掲示板では,記事No.168~No.209あたりになる。今回は,間にお盆が入ったりして,飛び飛びになっている。)
 

 先に,結果を報告しておこう。水回りの修理というミッションは失敗に終わった。orz
 敗因は,プラスチック部分が劣化していたことと,劣化したプラスチックを触るのに慣れていない私が,それに対して微妙な手加減をできなかったことである。

 7/31に「ウォシュレット-#3。」で泣き言を書いた後,掲示板記事No.167で電右衛門さんの激励を受けて気を取り直し,再チェックに取り掛かった。

 どうしても濡れてしまって,複数あるように感じる漏水箇所がしっかりと特定できなかったのだが,とにかく,図1の十字ゴムのところが漏れていることは確かだったので,パッキンを取り替えることにした。元々ついていたものは,少し特殊な断面をしていたが,ホームセンターにはそんなものは売っていなかったので,22mmのOリングを買ってきて交換した。ここの蓋は3本のタップネジで止められていたのだが,このうちの1本の穴のネジ山が切れていて,パッキンを換えても平均に締めることが不可能になっていた。

 また途中で,1度も水が漏れたことのなかったロータンク止水栓(図2)から漏水して,泡を食った。電右衛門さんに指導を仰いだが,ちょっと掃除しただけで,あくる日からはまた漏れなくなった。あれはなんだったんだろう。

 パテの補修だけでは心もとなかったので,掲示板記事No.180で,「ネジ山がバカになった修理方法」を伺って,以下のことを教えていただいた。
    1) 状況を良く判断しネジ直径を0.5mm太いのを使用する
    2) ネジが長くなっても差支無を判断 可能な限りの長ネジを用意し,
     下穴をネジより0.5mm細く開け ユックリと行つ戻つ〆る
    3) ネジ穴を貫通できるなら ネジとナットに交換する

 このあたりで,盆に向けて忙しくなってきて,なおかつ盆はトイレがひとつでは困るので,漏水のままひとまず組み立て直し,盆の間はそのまま使用した。


 

 

 

 さて,盆も終わり,上記の3つの方法のうち,1)と3)は無理だったので,可能と思われた2)の方法で,ネジを締めていたら折れちゃったのだ(図3)。ここで,ギブアップ。電右衛門さんに伺ったら,クランプの挟込工法をとれば補修可能かもということだったが,技術も必要なようだしもとが劣化しているので,また折れそうな気もする。

 今回の教訓。我が家のウォシュレットのように年季の入った機器を扱うときは,とにかく優しく優しくが原則。今回も十字ゴムのところの蓋のネジ穴の山を切ったことが最後まで祟ったと言えると思う。

 さて,結局,修理をあきらめたので,いい機会だと思って,水回りを全部外してみた。(図4)
 電磁弁については,見たいみたいと思っていた念願がかなった。こんな形で見たかったわけではないが……(苦笑)

 こんな結果に終わってしまったが,一度も扱ったことのなかった水道系の機器を扱って面白かった。図4のバネ押さえ金具のような部品を外さなければいけないような羽目になったときは,行程のどこかに無理があるのだということも,よくわかったし(電右衛門さんのところの記事No.204参照)。

 まぁ,初めのころのわずかな水漏れに目をつぶっていれば,今頃それなりに使えたとは思うけど。この辺は,私の性格のなせる技なので,何ともしがたいね。

追記(8/21):
 書き忘れたので追記。
 壊してしまったウォシュレットの後釜をどうするかという話だが,「SX TCF331」君をただの便座として使うことにした(爆)。ひと月半もかけて修理しているうちに情が移ってしまった。それによく考えると,修理前からウォッシャーの調子は悪かったので,温便座としてしか使えていなかった訳だ。
 実は,水回りを外すときにいい加減面倒くさくなって,締め金具で止まっていた電源コードをニッパーで切ったので,壊れていなかったヒーター部分も使えなくしてしまった。これで粗大ごみとして捨てては,「SX TCF331」君に申し訳ない。というわけで,当分(暖かい間だけになるかもしれない―苦)はただの便座としてご逗留願うことにした。
 そう決めたので,水回り以外も外してみた(図5)。

 で,図6がただの便座になった「SX TCF331」君である(笑)。

カテゴリー
everyday life

ウォシュレット-#3。

 本題に入る前にお約束を書いておこう。「ウォシュレット-#2。」を読んでくださった方は,またかと思うだろうが,ご容赦ください。
 TOTOのパーツセンターの注意書きに,朱書きで次の文章が書いてある。この注意書きは,販売できないことしか謳っていないが,販売しないということは,言外に,ユーザーがこれらの修理に手を出すことは認めないし,何かあっても関知しないということ言っているのである。今からこのブログで書くことを,メーカーは勧めていないし,何かあったときにも賠償はしてくれない。当サイトも,同じ方針である。やってみようと思う方は,あくまでも自分の責任で行なうようにお願いする。

  • お客様へ末永く安全・安心にご使用いただくために、お客様での修理・交換が出来ない部品(例:ウォシュレット・給湯機等の内部部品や電装部品)に関しましては、販売ができません。あらかじめご了承願います。

 さて,本題。  (ところで,この部分は電右衛門さんの掲示板では,記事No.135~No.166になる。)

 で,「やったぜ」ってことだったんだけど……
 20日の23:00に組み立て終わり,電右衛門さんのところ(記事No.130)に任務完了の報告を書いて,床についた。21日の朝から気持ちよく使用しだしたのに,夕方辺りには,なんか変だなという感じ。一晩待って,22日の朝,ありゃーっ,水漏れしてるワということになった。すぐに,電右衛門さんに報告したら,「早速にもカバーを取って,漏水場所を特定して下さい。漏れてるカ所が解れば,今のo6asanさんなら対処法が考えられます」という温かい励まし。気を取り直して,再修理に取り掛かる。

  1. 図1

    裏側からよく見ると,図1の上側の画像の赤丸のところから漏れている。反対側を考えると,前の修理中に漏れていたところが,これの真上になる。しかし,図1の下側の画像のようにカバーを外してじっくり見ても,前と違い見える側では漏れていない。今回の漏れは,上からでは全く見えない部分で発生しているようだ。

  2. 電右衛門さんの指示で,漏水原因が水の熱膨張のせいか,水圧だけによるものかを確かめるために,電源を切って漏水の具合を見る。漏水がわずかなので一晩放置した結果,水圧だけでも漏れることが判明した。
  3. 水基板は,左右2個だと思うという電右衛門さんの言葉で,水漏れの可能性のある部分に関係ある図2の赤丸の2個のネジを外し,様子を観察。やはり,漏れているのは,温水タンクのようだ。
  4. 図2

    裏側から水抜きの栓を外す。水がかなり出るので,注意。左の基板を引っ張り出しにくいので,図2の青丸の黒パイプも外す。これも,まだかなり水が残っている場合がある。

  5. 温水タンクを外すために,蓋のプラスチックと十字ゴムを外す(図2の白丸)。ノズルへの給水管と,排水桝につながっている2本のパイプも外す。左側の基板をいろいろなコードに注意しながら,温水タンクのほうから引っ張り出し,タンクの9個のネジを外す。開けると,図3のような状態だった。
    しかし,温水タンクより左側と温水タンクのある側では,コードの接続方式が違う。温水タンクより左側では基本的にPCの内部でもよくみられるようなソケット方式だが,温水タンクのある側では基本的にはんだ付けで防水カバーを被せた方式だ。こちら側は,単なる湿気ではなく,実際に水に濡れることを勘定に入れているのだろう。

    図3

    ところで,「ウォシュレット-#2。」のごく初めのころに,juneさんが「おまえもか・・ウォシュレットTCF331」という記事を見つけてくださったのだが,ここで見ていた温水タンク内の画像の実物に,やっと対面できた。しかし,我が家のは緑の苔状のものに覆われている。水道管にも銅管はあるらしいが,うちのあたりは違うので,これが緑青だとしたら,図3の白丸の部品が怪しいと思う。

  6. 劣化の激しいパッキンは,ペッチャンコ+固くなっていて,引っ張ったり曲げたりしたら,すぐに破壊されそうだった。
    juneさんが探してくださったページと同じようにゴムシートを買ってきて補強するのが,正規品のない状態ではベストだろう。ホームセンターにあると思いますよとjuneさんに教えていただいたので,近くの店に行って切り売りのゴムシートを10cm買ってきた。61円だった。

    図4

    で,パッキンを作ってみた。型貫きしてハサミで切った。うまくカットできてなくて不細工なのが,また水漏れの原因になるのではないかと心配だが,これをもとのパッキンの平たい方にあてがって補強し,組み直した。その前に,緑の苔もできるだけきれいに取り除いておいた。(図4)
    ネジが9本もあるので,車のタイヤと同じように均等に締め上げることに,注意!!

  7. さて,設置。ただし,前回で懲りたので,図5のように裸の状態で,仮置き。前科のある温水タンクの下あたりにはタライも見えるね。2・3日試して,漏水なし,無事作動を確かめてから,本設置の予定(29日 19:00)。

    図5

 一夜明けて,全く水漏れしていないのを確認。夜の間(19:00-7:00)の使用も問題なかった。

 ところで,実は前回の組み上げ後もう一つ困ったことがあった。ウォッシャーの水勢が,家屋内の他の水の使い方で,ものすごく激しく影響を受けるのだ。電右衛門さんの話では,止水栓を絞りすぎるとそうなるらしい。しかし,前回は温水タンクのところの漏水の問題があって,止水栓をそれ以上開けられなかった。今回,温水タンクの漏水が解決したので,止水栓を屋内の他の蛇口の影響を受けない程度まで開けてみた。すると,網戸のゴムビートで補強したところからの無駄水が復活してしまった。そういう訳で,改めて補強具を作り直し。

 補強具のところを開けてみると,鉄サビが出ていた。切断面から水が浸入して錆びたようだ。赤サビだというのが困る。被覆銅線がないのだが,それでも銅の方がましかなと思い,今回は接着剤で付けた後,銅細線で巻き上げた。

 止水栓の開きも大きくしたし,補強具も作り直したので,今晩(30日)もう一晩仮設置のままにし,問題がなければ,明日,本設置の予定。

 えーっ,明日(31日)です(笑)。水が漏れています(泣)。
 まだ,じかに開けて確認していないので,はっきりわからないが,温水タンクとは,別のところの模様。右側の水基板のどこかからのようだ。止水栓の開きをもとの位置に戻し,補強具も元に戻して様子を見ている。しかし,一度漏れ出すと,温水タンクのところと同じで,何かしてやらないと止まらないだろう。何しろ古い製品だから,補強してやると他の部分に無理が来るってことだね。
 どうしようかなぁ。ここまで来て癪だけど,そろそろギブアップ時期かしらん。今日で7月も終わりだし,大概,不便さを我慢してきたけど。まぁ,やめるにしてもここまで来たら,一度もばらしていない右の水基板のところはばらしてみておくべきだろうね。後学のために(笑)。

カテゴリー
everyday life

ウォシュレット-#2。

 「ウォシュレット。」への電右衛門さんのコメントに力を得て,TOTOのウォシュレットSX TCF331の修理に取り組んでみた。始めたのは,7/8(金)だった。ほぼ2週間の経緯を,ここでは整理して書いていくが,手探り状態の実況を読みたいという方は,ぜひ,電右衛門さんの掲示板(記事No.37~No.131)にお運びいただきたい。

 話を始める前に,お約束で以下のことを書いておこう。TOTOのパーツセンターの注意書きに,朱書きで次の文章が書いてある。この注意書きは,販売できないことしか謳っていないが,販売しないということは,言外に,ユーザーがこれらの修理に手を出すことは認めないし,何かあっても関知しないということ言っているのである。今からこのブログで書くことを,メーカーは勧めていないし,何かあったときにも賠償はしてくれない。当サイトも,同じ方針である。やってみようと思う方は,あくまでも自分の責任で行なうようにお願いする。

  • お客様へ末永く安全・安心にご使用いただくために、お客様での修理・交換が出来ない部品(例:ウォシュレット・給湯機等の内部部品や電装部品)に関しましては、販売ができません。あらかじめご了承願います。

 さて,話を始めよう。当たり前だが,まず,「ウォシュレット。」の手順で,TCF331を取り外す。ところで,画像上の数字は丸付きだが,文章内は,環境依存文字の関係で,括弧付きで行きます。

  1. 図1

    とにかく開けなければいけないので,図1の(1)のつまみと,(2)~(6)までのネジを外す。つまみは,上に引っ張れば抜ける。(7)~(10)に爪があるので,折らないように気を付けて外す。

  2. 図2は開けたばかりのところ,ほこりだらけだね。(1)のところには,便座ヒーター用のコードがソケットでつながっているので,無理やり引っ張らないこと。ヒューズをつくづく見てみたが,切れていないみたい。開けてはみたが,どこをどうすればいいのか,さっぱりわからないので,この時点で電右衛門さんの掲示板に駆け込んだ。
    図2
    • (2)はウォッシャーのノズル。
    • (3)は排水管。右のほうに同じ番号のパイプがあるが,これが排水管につながっている。排水といっても,実体はあふれた水が出てくる管で,一度使われて後の排水とは違う。
    • (4)は排水溝で,見えている中では(6)と(7)がこれにつながっている。これも(3)と同じで,あふれた水が出てくる溝。
    • (5)はウォッシャーへの給水管で,右のほうにある(5)のところにつながっている。
  3. 図3

    図2の水道接続ジョイントにつながっていた給水管を,そっち側だけ外して,水勢テスト(図3)。用心しながらやっていたのだが,分岐金具止水栓を5°ばかり緩めたら,一気に勢いが強くなって1mばかり吹き上げ,頭から水をかぶってしまった。ということで,ここは問題なし。

  4. 最近のウォシュレットだと便座スイッチがあるらしいが,TCF331は出始めの機種なので,便座に人が座っているか座っていないかを判断して,ウォッシャーの水をコントロールする機能は,ついていなかった。
    図4

    そういえば,出始めのウォシュレットで,なんだろうと思ってスイッチを押したせいで,ずぶ濡れになったって話が,結構あったよね。したがって,つなぐのは給水管と電源だけで,テストの準備は完了(図4)。すぐに,セットしたり外したりできるように,便座はボルトで留めないほうがよい。

  5. ウォッシャーのノズル自体は壊れていなかったようで,水を出したまま引っ張ったり押したりしていたら,超スローだが,伸びてくるようになった(図5)。
    図5

    汚れがひどかったので,きれいに掃除した。また,ノズルの出し入れに関係するゴムベルトが少し劣化していた。20年物としてはましだと思うが,超スローな動きの原因のひとつはこれだろう。画像では,ノズルの左の管からも相当量の水が出ているが,この時点では,これが単なる余剰水の排水管であることは,分かっていなかった。

  6. ウォッシャーのノズルのチェックのために,水勢を最強にしてみた。正常品だと,60cm~70cmの高さまで水が上がるらしいが,30cm~40cm位しか上がらないし,図2の(3)から出る水の量が全然といっていいくらい変わらない。
  7. 図6

    図6の3本のネジを外す。左側の小さい窓内は上が外した部品(十字ゴムとプラスチックの蓋)の裏表,下は外した後の受けのほうの状態。画像を撮ったのが別の段階なので,はまっていたパイプや蓋と同じ色の貯水枡なども外れている。この時点では,パイプは1本も外していないし,枡もついたままなので,気を付けること。

  8. 図6の十字ゴムはかなり白く汚れていたので,きれいに掃除した。画像でプラスチックの蓋に張り付いているパッキンは,そのまま使った。プラスチックの蓋を外したまま,弁になっていると思われる十字ゴムを指で押さえ,ウォッシャーテストを行ったところ,蓋を外したままではノズルからは全く水が出なくなった。
    図7

    図2の(3)から出る水の量は相変わらず。ひとつ新たな問題が発生。十字ゴムを押さえたまま,水圧を上げたとき図7の赤丸の部分から水漏れがあった。やはり,あちこち弱っているんだなぁ。

  9. プラスチックの蓋をセットしてネジを留め,ウォッシャーテストを行ったところ,ノズルから水が出る。図6の下側の小窓の青矢印経由の水が,白い不透明の給水管に送られるためには,蓋をしておかなくてはいけないようだ。図2の(3)から出る水の量は相変わらず。
    図8

    しかし,ノズルから水が出ているのは,実は大進歩。この修理に取り掛かる前は全く出なかったんだから(図8)。

  10. ここで改めて,4本のパイプを流れる水の方向を確認したところ,図9のようになっていた。また,オレンジ色の線で囲んだ基板をめくってみると,緑の矢印で示されたパイプを通る水だけが,ノズル横の排水管を通って排出され,(ア)(イ)を通る水と(ウ)からあふれる水は,図9の小窓で示すような白い矢印方向にまとめられ,ノズル横の溝のほうに排出されることが分かった。
    したがって,4本のパイプを流れる水のうち,ここまでに全く改善していないのは,緑の矢印で示されるものだけであることが判明した。この水がどこからきているか探すことにした。
  11. 黒い帯状のコード下を見せてほしいという電右衛門さんからの指示で,表示基板を外し,図10の赤丸のネジを4個外して,蓋をめくると,ここにも十字ゴムがあった。
    図9

    このゴムもそれほど劣化しているようには見えなかった。図6の十字ゴムと比べてもそれほど汚れているようにも見えなかったが,ひとまず,このゴムやはまっていた管の頭部分をきれいに掃除した。そうそう,表示基板を外すときの注意として書いておくけど,押さえ金具とバネをなくさないようにね。

  12. このゴムを指で押さえて,通水試験をすると,ビンゴ。図2の(3)からの水がぴたりと止まった。ただ,ここでひとつ,後で問題を引き起こす不具合が起こっていた。図7の赤丸部分の水漏れがここでもやはり起こるのだ。
  13. 図10

    十字ゴムを指で押さえる代わりに,押さえになるものを,この間網戸を貼ったときのゴムビートの残りで自作した。温水に強くて,弾力があって長持ちのする物なら何でもよいのだが,家にあるものでほかのものが思いつかなかっただけの話。太さが1本分では足りなかったので二重に巻いて太くし,接着剤で張り合わせたが,心もとないので,上から被覆付きの細い針金で締めた。圧力を測る装置などないので,何度も試験して,気長にゴムの長さを調節した。(図11)

  14. 後は組み立てるだけ。その前に,適切な水勢を調べ,そこのところで止水栓に印をつけた。組み立てるときに気になったのは,図7の赤丸部分の水漏れ。指の入る範囲はゴム糊で目張りしてから,組み立てたんだけどねぇ。

    図11

 何はともあれ,一件落着。これが,21日の話。下の動画を見てください。GOODでしょ。
 で,「やったぜ」ってことだったんだけど,後日談があるのだ。orz


 
追記(7/31):
 上には書いていないが,ひとつ疑問に思っていたことがあった。なぜ,十字ゴムの補強にあんな長さの補強具がいるのだろうということだ。もともと,十字ゴムの構造と圧力発生のメカニズムが,今一つ,つかめていない。十字ゴムの頭(十字側)のほうにバネでも入っていたのだろうかと,不思議に思ってきた。
 昨夜,juneさんの掲示板に別件で書き込みをしたときに,juneさんが
> 私は十字の所に追加されたゴムの厚さが気になって眠れません(嘘)
> 素材にもよるのでしょうが、バネの効果が生かせるなら
> 追加ゴムの高さは1mm以下だと思うのですが・・・・
> ブログを拝見させていただいた限りかなり厚めのようですね?
> もっとも、何回も調整されての結果とお書きなので
> 私の思い違いかも?です。
と書かれていた。ああ,やはり同じところを不思議に思われるのだなと思い,ブログを読む方もそうだろうなと思って,この追記を書いている。補強具に使った材料の性質にもよるだろうが,なんでなんだろう。ゴムを指で押さえて無駄水を留める試験をした時点でも感じたことだ。十字ゴムを置いてあるだけで,この指で押さえているほどの力が得られるのだろうか?と。
 何か根本的に思い違いをしているのだろうか。

カテゴリー
everyday life

ウォシュレット。

 「本日は,なんとトイレの話です」って,表題読めばわかるね(爆)。
我が家のトイレが,世界に冠たる日本グッズ(笑),温水洗浄便座になってから,20年ばかりになる。1階には,INAXのシャワートイレ2820タイプ(図1),2階には,TOTOのウォシュレットSX TCF331(図2)らしきものがついている。2階のほうが古い機種でしかもメーカーが違うのは,もともと,1階にTOTOがあって2階には普通便座がついていたのを,1階を付け替えたときに2階に古いのを移設したからだ。実は,移動したころからすでに不調だったのだが,2階は家族しか使わないしということで,だましだまし使っていた。
 それにしても,1階のINAXは当時キャンペーンだったとはいうものの,今後のことを考えると一軒の中で2メーカーのトイレがあるのは,やりにくいなぁ。メーカーが違うとかなり規格が違うらしいから,素人には改修もしにくいし。まぁ,今のところは関係ないけど。
で,表題でわかるように今回は2階の話。本日,着手,なんちゃって。何はともあれ,自力で外してみよう。TOTOのホームページから,取付説明書を探し出して,おもむろに外しにかかる。きれいに掃除して付け直したら,買い替えなくてもいいんじゃないかという,淡い期待もある。

  1. ロータンク止水栓を閉めて,水を止める(時計回り・図3)。これを忘れると,DIYで出来る節約では間に合わないくらいの出費に陥る可能性があるので,要注意。
  2. 電源プラグを抜く。
  3. 給水アダプタ近くの袋ナット(ウォシュレットに近い方)を緩め(時計回り・図4),連結管を(力いっぱい引っ張って)抜く。
  4. 外してみるだけだから,給水取出部のほうはそのままにしておいて,ウォシュレット本体を外すために下からナットを緩めて取付ボルトをはずす。となるはずなんだけど,これがグラグラで何もしなくても外れた。便座の位置がよくずれていたのは,このせいか。
    取付ボルトは2本あるのだが(図5),緩々になっていて,1枚ずつはまっているべきワッシャは2枚とも一方にはまってて,他方には何もなかったりと,移設時に頼んだ業者はちゃんとやってくれたんだろうかと,疑いたくなってしまう状態だった。
    図6は外したウォシュレットを裏から撮ったものだが,図のように取付ボルトはまずこちらの方に,しっかりはまっていなければいけないものなのだ。しかし,これがブカブカになっていた。
  5. 取り掛かりが遅かったので,時間が下がってしまった。簡単に掃除をし,逆の手順で付け直してみた。温水がチョロチョロだが出るようになった。使える状態にはならなかったが,時間のある日にもう一度外して,今日は触らなかったところを掃除してみようと思う。それで駄目だったら買い替えるしかない。TOTOに問い合わせてみたけど,製品が古すぎてサポート部品が手に入らないようだ。
  6. 工具としては,専用工具があるに越したことはないが,マイナスドライバーとモンキーレンチがあれば,O.K.。プライヤーしかなかったので,締め直しがやりにくかった。まぁ,外すだけなら,プライヤーだけでも問題なし。

今日は,外し方がわかっただけという状態。あとはいつになるやら。

内容とは全く関係ない,追記:例のカウンタが30000を超えているのに,今(22:40),気づいた。

カテゴリー
everyday life

ラッチの取替

 なんか急に暑くなりましたね。今朝までいい天気だったんですが,昼過ぎから曇ってきまして,今のところ降りそうで降らないという感じです。
 一昨日,帰ってきたらムシトリナデシコにアゲハが飛んでいたので撮ってみました。もう一種,真っ黒なカラスアゲハらしきのも飛んでいたのですが,こっちはミスショット(残念)。花のほうは,ドクダミです。干して,煎じて,ドクダミ茶として飲んだりします。入道草ともいいますね。かゆみ止めとして,入浴剤代わりにも使ったりします。十薬と言って,漢方薬屋さんでは結構な値段ですが,草取りでは厄介者。皆さん,同感じゃないですか。

 で,表題ですが,トイレのラッチが壊れました。普通はレバーハンドルを上へでも下へでも動かせば,引っ込んで戸が開くのですが,下向きが壊れてしまい,開かなくなりました。ついでに,レバーそのものも,下へは動きません。上へ動かせば開くんですが,人間こういうハンドルは下向きへ動かす方が自然ですよね。まっ,だからこそでしょうが,ラッチを外してみると下向きに動かしたときに引っかかる爪が折れていました。さて,替えなくちゃいけません。この間,網戸を張り替えたばかりですが,今度は流石に前のの残りもいただき物もありませんので,近くのホームセンターに行ってきました。ホームセンターにいろいろ売ってるのは知っていましたが,素人が買いに行くのに,口頭での説明では心もとないので,ラッチ部分だけでなく,ハンドルレバーのついている表裏とも全部取り外して持っていきました。

 ホームセンターに行って関係のところをうろうろしたが,持って行った小判型―表示錠(非常解錠付)というらしい―のものが見つからない。店員に聞いてもないという。しかし,よく考えたら壊れているのはラッチだけなので,ここだけ替えられたらいいわけだ。そういうと,バックセットの合うものを探してくれた。「ほかの部分の規格は同じなんだなぁ」と感心して,店員が探してくれているのをボーっと見ていた。「バックセットが55mmみたいだけど,このサイズは在庫がありません」と言われたので,取り寄せてもらうとどのくらいかかるかと尋ねたら,1週間から10日かかると言われた。長いと思った。帰りがけにもう一つの他のホームセンターに寄ってみようと思って,店員に礼を言ってその店を出た。次の店で,55mm,55mmと思いながら探して買って帰った。

 ところが,帰って袋から出して比べてみたら合わないじゃないですかー!! 実物を測ってみたら50mmしかないっ。店員の言ったことを鵜呑みにせずに,店で出して比べてみるべきだった。でも,どこかで気がかりもあったと見えて,ラッチの袋を開けるときに本当にきれいに開けてあったので,もう一度きれいに包装しなおして,取り替えてもらおうと店に電話した。ところが,その店が取引している会社はもう50mmのを作っていないということだった。あちゃー。仕方がないので,返品だけ受け付けてもらうことにした。ちょっと,ずるいけど,勘弁してもらおう。

 次の日,返品方々,さらにもう一軒別のホームセンターに行った。ありましたよー,50mm。よかったー。取り付けて,一件落着。全く右往左往したもんだ。490円の出費であった(笑)。

 ラッチを買うときの注意事項。バックセットの長さと角芯の太さ。あとのところの規格はほぼ一緒みたい。

カテゴリー
everyday life

初めての網戸張替え。

 一昨日,ふと網戸を張り替えてやろうと,思い立った。思い立ったのはいいが,実は1度もやったことがないので,ちょっとネットで調べてみた。しかし,バラバラだね,書いてあること(笑)。見たサイトすべてで共通していたのは,網押さえローラーというものがあるらしいこと。これは,網戸の張替え必須アイテムだということ。ということで,網と網押さえローラーがあれば何とかなることが判明したわけである(笑^2)。

 さて,日は変わって昨朝,網戸の張替えをすると宣言をしたら疑わしそうな顔をされたが,「この間の張替えの残りと,むかーしプレハブで使っていたのをはずした網があるよ」といわれた。今まで網戸の張替えをDIYでやったことはないはずだがと不審に思ったが,この間の張替えの残りというのは,知人に張替え業者を知らないかと相談したら,その人があきれて,家まで来て張ってくれたということらしい。
 ぜんぜん知らなかった。そしたら,網押さえローラーというものもあるのかなと思ったんだが,道具類はすべて向こうが用意してくれたらしい。なんてウチなんだろ,我が家は(苦笑)。しかし,ある意味ホッとしたヨ。だって,新品の網を買ってきたはいいが,張替えを全然達成できなかったら,無駄遣いもいいとこジャン。

 で,訪問を約束していた友人宅へ出発。友人にあって網戸のことを話したら,「網押さえローラー2つ3つあるから,1個あげるよ」ということで探し出してくれた。帰りに買おうと思っていたんだが,巧まずしてゲット。網押さえゴムが古くなっていたらこれも替えなくてはいけないらしいが,はずしてみなければ分からないし,どっちにしても太さが分からないので,用件の済んだ後は,網押さえローラーだけをもっていそいそと帰宅。

 帰宅後,早速,作業開始。結果として張替えはうまく行ったんだけど,一番苦労したのは,なんと言っても,サッシそのものの取り外しだよ。張替え作業に入れぬまま,挫折するかと思った(爆)。

 で,使用した道具等。

  1. 雑巾 —— 勿論,掃除用
  2. 千枚通し —— 網押さえゴム外し用
  3. 網 —— これ,新品じゃなくてもよかったが,劣化してるやつはダメ。張るときに破れるんだモン
  4. 網押さえローラー —— これはホントに必須アイテムだね,よく出来てる(感動)
  5. カッター —— 例の日本の誇る折り刃式(OLFA)カッター,茶の間で使ってたやつ
  6. (5/16に追加) 忘れてたけど,雑巾を洗うバケツも!! 当たり前か

 網は長いほうから張っていった。結局,自己流の張り方を開発したことになるわけだけど,出来上がりはたるみもなかったし,最後に網をサイズに合わせてカットしたときも,切りくずのヒゲもほとんど出なかったから,上出来なんじゃないかと思う。
 3枚張ったところで,網の在庫もなくなったので,おしまい。まぁ,破れていないものまで張り替える必要もないしね。しかし,プレハブで使っていた網の色は真っ青で,ちょっと目に痛い。元のはグレーだったんだけど,その色は1枚しかなかったんで,表の方に使用した。写真のところは,塀越しになるから,あんまり目立たないんだ。